6月11日(日)からWOWWOWにて放送がスタートするドラマ『犯罪症候群season2』について、原作者の貫井徳郎さんがご自身のブログにて、約束を破られてしまったと怒りの苦言を呈されています。
ブログの内容を簡単にまとめると以下の通りです。
・ストーリーのカギとなるネタを、season1の最終回の予告でばらしてしまっている
・ネタは原作の通りなので、読んだ人にはしょうがないが、初めて見る人にとっては面白さが半減してしまうのでやめてほしい。
・そのことはWOWWOW側との事前の打ち合わせでも伝えていた。さらにネタばらしのタイミングまで詳細に打ち合わせたはず。
・その約束を裏切られたことで、WOWWOW側を強く非難する。
・演じている役者の方の熱演でドラマが盛り上がっていることには感謝している。
ということです。
貫井徳郎さんの突然の発信に対して、今のところWOWWOW側からは何も発表されていないようですが、これではせっかく楽しみにしていた視聴者もちょっと辛いですね。
私は原作を読んでいないので、どこがネタバレなのかわかりませんが、
貫井徳郎さんがこういう発信をすることで「あの予告動画にネタバレがあったんだ!」と初めて気づく方がほとんどなのではないでしょうか。
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ちなみに、予告動画では、谷原章介さん演じる鏑木が、金を受け取っているようなシーンと、人を殺すところが映っていました。
もしかしてこれが事件の犯人をネタバレしてしまっている、ということなのでしょうか?
もしそうだとすると、おそらくWOWWOW側としては、このドラマをミステリーやトリックで魅せるつもりはなく、あくまでも「復讐の是非」を視聴者に問う社会派ヒューマンドラマとして描くつもりだったと考えられます。
個人的にはseason1も犯人やトリックについてはあまり重要な要素としては描かれていないように思えましたし。
だからといって原作者の思いを無視していいわけではなく、そこのところの話し合いが十分ではなかったのかな、という印象です。
今後どのようなことがWOWWOW側から発表されるのかわかりませんが、これはドラマよりも気になる展開ですね。