ドラマ『愛してたって秘密はある』第8話の衝撃ラストシーンの意味、考察、第9話の真犯人、伏線、布石、展開予想をレポートします。
第8話のラストシーンはこれまで以上に衝撃でしたね。
福士蒼汰さん演じる黎は、自分が自首しようとしていたまさにその瞬間、母の晶子が警察に自首したという知らせをうけます。
当然、視聴者の誰もが黎は驚き焦るものと思いきや、なんと冷静にその事実を受け止め、目の前にある警察に背を向けて静かに歩き始めてしまいました。
しかも、それまでは耳にするだけで青ざめて正気を失いそうになっていた「トゥーランドット」を、あろうことか口笛で吹いているじゃないですか!
さらに、足取りも軽やかに、まるで母が自首してくれたことを喜んで小躍りしているかのよう。
これはどう解釈すればいいの?
一体どういうこと?
視聴者は頭を殴られたような衝撃を受けた方が多数いたんじゃないでしょうか。
この衝撃的なラストシーンの意味、そして第9話で明かされるであろう真犯人について以下に考察してみたいと思います。
奥森黎は二重人格説
結論から言うと、奥森黎は「二重人格」である可能性が高いと思われます。
これまでの奥森黎の言動からして、母親が自分の身代わりとなり警察に自首したということを嬉々として受け入れるとは到底思えません。
いままでの苦悩に満ちた言動が彼の自作自演とも思えません。
そこで浮かび上がる仮説としては、奥森黎の中に二つの人格が存在しいるのではないかということなのです。
一人は、殺人を犯してしまったことへの罪の意識に苛まれている奥森黎。
これが我々が知っている奥森黎です。
仮にこっちの奥森黎を「表黎」としましょう。
もう一人は、殺人を犯してしまったことへの罪から逃れたくてしょうがない奥森黎。
これが今まで隠されていたもう一人の奥森黎。
仮にこっちを「裏黎」としましょう。
裏黎は、殺人の罪から逃れたい逃れたいと思ううち、誰かにその罪をかぶってもらえばいいと考えるようになった。
そして、長い年月をかけて今回の計画を練り、入念な準備の下に計画を実行に移したのではないでしょうか。
これまでに起こった数々の奇妙な出来事は、真犯人が黎であれば説明が簡単につくものばかりです。
遺体を掘り起こしたこと。
遺体から抜き取った指輪を送りつけること。
部屋に盗聴器をしかけること。
部屋に隠していた証拠の品を持ち去ること。
これらすべて、逆に黎に知られずにやることなど不可能とさえ思えることばかりですよね。
裏黎はなぜこんなことをしたのでしょうか?
自分で自分を追い詰めるってどういうこと?
これらの一見、無意味と思える裏黎の行動は、表黎を追い詰めることで、彼を守ろうとするほかの誰かが黎の身代わりとなって自首してくれるように仕向けることを目的としていたと考えられます。
実際、見えない犯人に脅されていくうちに表黎は憔悴していき、ついには爽にすべてを話して自首する、と言い出してしまいました。
もしかすると、裏黎としては、風見先生が全ての罪をかぶってくれることを期待していただけで、母の晶子が自首してしまうことは想定外だったのかもしれませんが、それでも裏黎にとってはとにかく自分が犯人として捕まってしまうことを回避できればそれでよかったのかもしれません。
脅迫メールの真相
仮に奥森黎が二重人格だったとして、一つだけ説明がつかないことがあります。
それが、黎を追い詰めてきた「脅迫メール」です。
脅迫メールのうち、いくつかは虎太郎や果凛が送っていたことが判明したものもありますが、奥森皓介殺害にかかわる脅迫メールを送っていたのは明らかに別人です。
脅迫メールを二重人格の裏黎が送っていたのであれば、殺害の内容に踏み込んだことを書き込むことができるのは説明がつきますが、表黎とリアルタイムでメールをやりとりしていたことだけは説明がつきません。
この点についての真相は、おそらく、「脅迫メールのうち、いくつかは表黎が幻覚を見ていた」ということなのではないでしょうか。
裏黎の工作によって実際に自分の元に届いたメールを何度も見ているうちに、届いてもいない脅迫メールを幻覚として見てしまったということです。
そもそも、自分でも気づかないうちに二重人格になっていた、という仮説の元であれば、この程度の幻覚が引き起こされていてももはや何の不思議もありません。
奥森黎双子説
もう一つの可能性として、実は奥森黎は本当にもう一人いたのではないか?ということも考えてみました。
しかし、これはさすがに現代社会では無理があるでしょうね。
その存在を誰にも知られずにもう一人の兄弟が暮らしているというは、家族総出で協力して隠しているならまだしも、兄弟自身がそれと知らずに生きてきたというのはちょっとないでしょう。
しかも、双子のもう一人が殺人を犯したもう一方を脅す理由がないですしね。
いつから奥森黎には別の人格が芽生えたのか?
仮に奥森黎の二重人格説が正しかったとして、もう一つ気になるのは、彼がいつから二重人格だったのかということです。
普通に考えれば、父親を殺した後からということ考えるのが自然ですが、それ以前からということも十分考えられると思います。
そもそも、奥森黎の記憶の中では、父の奥森皓介が母である晶子に日常的に暴力を振るっていたため、それに耐えきれず、母を守るために殺害した、となっていますが、これも果たして本当なのでしょうか?
つまり、母親に暴力を振るっていたのは実は奥森黎だったのではないかということです。
仮説としては、殺人の罪から逃れたいと思っている裏黎が、実はオリジナルの奥森黎だった。
そしてオリジナルの奥森黎は、かつては家庭で暴力を振るってしまうDV息子だったのです。
それを止めようとした父・皓介を勢い余って殺害してしまい、さすがにことの重大さに押しつぶされそうになった奥森黎は、現在の表黎という人格を発症させて、それまでのオリジナルだった暴力的な黎を、裏黎として自分の内に封印してしまったのではないでしょうか。
黎が暴力的な人間に成長してしまったことには、家庭を顧みずに仕事に没頭していた奥森皓介に原因があったのではないかと思われ、自分の至らなさで息子が妻に暴力をふるってしまうようなことになったのを皓介は悔いていました。
そしてその思いを日記に、妻への謝罪の言葉として書き綴っていたのではないでしょうか。
まとめ
というわけで、いろいろと妄想をしてみましたが、とにかく結末が楽しみです。
推理があたっていようがいまいがもはや関係ありません。
とにかく最終回まで、毎回楽しみにみられるドラマを作ってくれた製作者の方々に感謝ですね。
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