カズオ・イシグロ原作の小説『わたしを離さないで』のドラマの第一話が放送されました!
こちらのあらすじや感想、気になるポイントをご紹介したいと思います。
第一話 あらすじ
手術台の男性を見つめる女性・保科恭子(綾瀬はるか)。
その表情は、感情が抜け落ち、全てを諦めているかの様に見える。彼女にはとある使命があった。その使命とは…
20年前、山の中にある陽光学苑で生活していた恭子(子ども時代・鈴木梨央)。この学苑では子どもたちが寄宿舎で生活を共にし、教育を受けていた。ある時、恭子は同級生の土井友彦(子ども時代・中川翼/大人時代・三浦春馬)が男子たちからからかわれ、かんしゃくを起こしているところを見つける。女子のリーダー・酒井美和(子ども時代・瑞城さくら/大人時代・水川あさみ)には「放っておけば?」と言われるが思わず駆け寄る恭子。友彦のかんしゃくは治まらず、恭子を突き飛ばして女子たちの顰蹙をかってしまう。
ある日、学苑に新しい教師・堀江龍子(伊藤歩)が赴任してくる。校長の神川恵美子(麻生祐未)の教育理念に魅かれて志望したという龍子だったが、子どもたちの教育を目の当たりにして何か違和感を覚える。
そんな時、恭子たちは神川校長から“大事なこと”を教えられる。
「あなたたちは生まれながらにして『使命』を持っているのです」―。
わたしを離さないで [ カズオ・イシグロ ] |
感想
原作やあらすじを知らずにいきなり見始めた人には、冒頭から重た~い雰囲気のシーンばかりでつらかったと思います。
本編でも子どもたちのいじめのシーンがメインでしたし。
ドラマの開始から数分で見るのを辞めてしまった人もいると思います。
もしかするとそれは正解かもしれません。
このまま最終回まで見続けることができる人と、できない人にきっぱりと別れてしまうようなドラマだと思います。
この第一話がまだマシだったと思えるくらい、ここからもっと暗い事実が明らかになていくので、そういう雰囲気には耐えられない、という人はやめておいたほうがいいでしょう。
ただ、それでも私がこのドラマを最後まで見よう、と思った理由は、今後明らかになっていくであろう、「人間の心」や「命の尊さ」について考えさせてくれるようなドラマだと思うからです。
もし、そういうものに興味があるという人にはお勧めのドラマです。