1990年代の人気アニメ、森下裕美原作の「少年アシベ」が、新作TVアニメ「少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん」のタイトルで、4月よりNHK Eテレの天てれアニメ枠にて毎週火曜日にオンエアされることがわかりました!
少年アシベとは?
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「少年アシベ」は、1988年に週刊ヤングジャンプ(集英社)にて連載が開始された、子供向けっぽい絵柄とはアンマッチなシュールなギャグ漫画です。
主人公は、小学一年生の男の子・芦屋アシベ。そしてもう一人(一匹)の主人公は、アシベのペットであるゴマフアザラシの赤ちゃん・ゴマちゃんです。
この二人(一人と一匹)を中心とした周囲の人間たちの日常を面白おかしく描いていくストーリーでした。
1991年からはアニメも放送されましたが、1994年に漫画の連載は終了。2000年からは続編として「COMAGOMA」が週刊ヤングジャンプにて再び連載がスタートしましたが、2004年に終了しました。
「少年アシベ」の魅力とは?
「少年アシベ」が人気を博した理由としては、絵柄を見ると幼児向け漫画のように見えるのにも関わらず、実際はストーリーや世界観が大人向けに作られていて、シュールなギャグで笑いを誘うという設定の妙があります。
また、登場するキャラクターたちが一癖も二癖もある者たちばかりで、アシベやゴマちゃんといった主人公よりもサブキャラクターの方が好きだ、という人がいるくらい人気のキャラクターが沢山登場します。
ここで私が印象に残っているキャラクターをいくつかご紹介します。
アシベの父ちゃん
アシベの父であり、べらんめえ口調の大工。一見するとそこらにいるただのオヤジだが、実はケンブリッジ大学卒で、芦部商事の御曹司である。庶民派を好むが基本的に育ちがいいため、金銭感覚が一般人とは違っている。
客から請け負った別荘に自分たち用の隠し部屋を作って利用するなど、スケールのでかい悪事を悪びれもせず働いたりする。
アシベの祖父ちゃん
芦部商事の社長で大富豪。金に物を言わせてなんでも自分の思い通りにしようとする子どものような性格。社員の採用基準に「名前が面白いから」といったりするなど、行動基準が一般人には理解できない部分がある。
ペッペッペ・ソーランアレマ
アシベの祖父ちゃんの秘書でギリシア人。面白い名前ということで採用されたが、日本では名前が原因で笑われることが多く本人はコンプレックスを感じている。そんな彼女を見かねた祖父ちゃんが呼びやすいあだ名を決めるために社内会議にかけたこともある。
阿南スガオ(アナン スガオ)
アシベの親友だったが親の仕事の都合でネパールに転勤していた。アシベ恋しさから母親にアシベそっくりの人形を作ってもらい肌身離さず持っている。無口で手先が器用。
西尾ヒトシ(にしおひとし)
ハゲのおじさんで常にパンツ一丁にコートというスタイル。言葉は一切喋らないが常に笑顔。人前で突然コートを開いてしまうため、露出狂にしか見えないが、根は超がつくほどのいい人。
天堂先生
アシベの小学校の体育教師。頭まで筋肉というか、とにかく非常識・鈍感な人で、真冬だろうが何だろうが常に半袖で活動している。性格は明るく生徒からは結構慕われていたりもする。
と、まあこんな感じで、他にもたくさんの愛すべきキャラクターが登場しています。
今回はNHK教育での放送なので、当時と比べると内容的にはマイルドになっているかもしれませんが、今から放送が楽しみです。
「少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん」
放送局:NHK Eテレ
時間:2016年4月5日(火)から毎週火曜日 18時45分~54分(天てれアニメ枠)
原作:森下裕美「少年アシベ」(双葉社刊)
監督:近藤信宏(「ケロロ軍曹」ほか)
シリーズ構成:竹内利光
アニメ制作:株式会社ブリッジ
製作:Team Goma