ドラマ『わたしを離さないで』の第3話が放送されました。
3話までは主に主人公たちの幼少期を描いた第一章でしたがついに完結、いよいよ第2章、青年期へ突入することになります。
第3話 あらすじ・ネタバレ
同級生二人が森で突然失踪してしまった事件から数年が過ぎ、恭子(綾瀬はるか)たちは学苑を卒業する時期が近づいてきました。
みな、これから過ごすことになるコテージでの生活に向けた準備、とりわけ、3人一組でのコテージへの転居を誰と一緒に行くのかということで話題は持ちきりだった。
コテージについて恭子から尋ねられた友彦(三浦春馬)は、恭子と同じところでいい、と応え恭子を喜ばせる。
一方、美和(水川あさみ)は好意を寄せていた教師・山崎(甲本雅裕)に想いを告げるが冷たくあしらわれてしまう。
また、生徒失踪事件=幼児の臓器提供の責任を感じていた教師・堀江龍子(伊藤歩)は、卒業の近づいた恭子たち生徒に「あなたたちは何者にもなれない。臓器提供のためだけに生かされ管理されているだけ」と残酷な現実を突きつける。
卒業後に孤立してしまうのではないかと不安を覚えた美和は、龍子の言動に動揺する友彦に近づき強引に付き合うようになる。
翌日、美和は嬉しそうに友彦と付き合うことになったことを恭子へ報告し、さらに3人でコテージへ転居しようと提案する。
恭子は友彦への淡い恋心と美和への友情の間でショックを受けつつも、2人の関係を祝福し3人でコテージにいくことを了承する。
そして、ここから恭子の辛くみじめなコテージでの生活が始まろうとしていた。
感想
美和の圧力に流されてしまう友彦と恭子を見ていると、真綿で首を絞められているというか、静かにじわじわと心を侵食されていくような嫌な感覚があり、絶妙にリアルだな~と思いました。
実際、恭子ほどお人よしな人はいないかもしれませんし、友彦もあそこまで純情なのは違和感がありますが、そこは学苑という限られた世界の中で考えるとあり得ることかもしれないですね。
堀江龍子先生を演じた伊藤歩さんの風貌が、ボサボサで白髪交じり、顔はしわだらけノーメイク風になっていたのは衝撃でした。
精神的に追い詰められている人の演技は難しいと思いますが、見た目が衝撃が大きいだけにもっと半狂乱な感じで演じてほしかったなと思います。
麻生祐未さん演じる神川校長が生徒の靴を自分で代えてあげる理由がはっきりしましたね。
生徒の成長を見守るため、という一方で回収した靴を切り裂いていたのは実は中に仕込んでいた発信機を回収するためだったんですね。
中井ノエミさん演じる真美はそのことに気づき、発信機の存在を恭子に打ち明けます。
「また連絡する」と言っていたので、またどこかで登場するかもしれませんね。
イタズラなkiss / イタズラなKiss2〜Love in TOKYO スペシャル・メイキン… |
視聴率 今後の行方は
「コテージ」という言葉のイメージから、森にたたずむスキー小屋のようなおしゃれなロッジを想像していましたが、実際には片田舎の古びた古民家でした。
そういえば生徒たちがコテージを選ぶ時に参考にしていたのは部屋の間取り図だけで外観とかはありませんでしたね。
これからどのような生活が3人を待ち受けているのか、前途多難といった感じです。
1話・2話と6.2%という低視聴率だったので3話で少しは回復したのか気になるところ。
ちなみに4話の予告動画を観ると、友彦と美和の入浴シーンがあるようなので、これはもしかすると視聴率回復のための作戦では?と思えてしまいます。
コテージでは恭子が美和に翻弄されて追い詰められていく様子が描かれるのだと思いますが、綾瀬はるかさんが薄幸な女性をどのように演じてくれるのかも見ものですね。