ドラマ『わたしを離さないで』第7話のネタバレ・感想・見どころをレポートします。
第7話あらすじ
友彦からの介護人申請を拒み続ける恭子。そこへついに恭子への『提供通知』が届く。
覚悟を決める恭子だったが、なんと『提供通知』は手違いだったことが判明。
逆に美和には3つの臓器を一度に提供するという残酷な通知が届く。
一方、友彦のもとへついに新しい介護人がやってくる。恭子に違いないと喜んだのも束の間、現れたのは中村彩だった。
介護人として美和に残酷な提供通知しなければならない恭子は、通知を美和が知れば怒り狂うだろうと思い、憂鬱になる。
しかし、恭子から通知を受けた美和は意外にもあっさりとそのことを受け入れた。
美和はかつての美和とは違っていると感じた恭子は、自らの抱えていた美和へのわだかまりを解きほぐそうとする。
それをはぐらかしてしまう美和だったが、その代わりに友彦と3人で今は廃校してしまったという陽光学苑に行きたいと言い出す。
友彦へ手紙を書く美和。数日後、友彦から会いに来てほしいという手紙を受け取る。
そこには上達した友彦のデッサンが添えられていた。
友彦に会いに車で向かう恭子と美和。車中で美和は、恭子にこれまでのことを謝罪し感謝する。何度もぶっ殺してやろうと思ったと答えた恭子だったが、そこには恨みや憎しみの感情はすでになく、二人の関係を前に進めることができたことへのすがすがしさがあった。
外出許可が下りなかった友彦は、中村や周りの友人たちの助けをかりて一日だけ無断で外出し、恭子、美和と3人で陽光学苑の跡地へ向かうのだった。
感想・見どころ
恭子がコテージを出てから現在に至るまでの部分はごっそりと飛んでいましたね。
その間に起こった出来事としては、美和の口から少し語られていました。
美和が友彦と別れて別の人と付き合ったとか、友彦は介護人講習で知り合った陽光の同級生・花と付き合ったとか。
その間に美和、友彦、恭子、それぞれにどのような心境の変化が訪れたのか興味深いんですが、それはやっぱりテレビでやるにはちょっと地味過ぎて難しいんでしょうね。
友彦が新しい介護人が来たと知らされたとき、「女性・美人・胸が大きい」=「恭子」と連想されたのは笑ってしまいました。
そして登場した水崎綾女さん演じる中村彩。確かに条件はすべて満たしていましたので間違いではない!
TBS系 金曜ドラマ わたしを離さないで オリジナル・サウンドトラック [ やまだ豊 ] |
友彦は恭子との「猶予」を心の底では諦めずに、絵を描くことを続けてついに大変な上達を果たしました。
そして美和も即時解体が決まる中、陽光学苑での生活を思い出すかのように粘土での制作に没頭していました。完成した制作物を大事に抱えて陽光の跡地にもっていっているあたり、何か思うところがありそうで、いったい何を作ったのかが気になります。
いずれにしても、「絵」や「制作物」というものが提供者である彼らにとってどんな意味があるものだったのか、それが明かされる時が来ようとしているんだと思います。
その意味が「猶予」や、真実が求めた「自由」につながるものなのでしょうか?
すでに廃校となってしまった陽光学苑に行こうと言い出した美和の狙いはもしかすると、その「猶予」のうわさを確かめようとしているのかもしれません。
次回の第8話では、幼少期に登場した鈴木梨央ちゃんが再登場します。
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見たところ、陽光学苑の跡地にできた新しい提供者を育てるためのホームに暮らす子どもの一人だと思われますが、どのような役どころなのか気になりますね。