大坂の陣で真田信繁とともに戦う後藤又兵衛役に『哀川翔』さんが決定しました。
後藤又兵衛とは、豊臣秀吉の軍師として有名な黒田官兵衛に仕えた武将で、「槍の又兵衛」として知られる勇猛な武将。
また破天荒な性格で知られる人物で、逸話では、主君である黒田長政が敵と戦っているのを見て「負けるような奴は自分の主君でない」といって救援を拒否したり、長政が家督を継ぐ前に一揆の鎮圧に失敗したとき、又兵衛に自分と一緒に頭を丸めて主君・黒田如水に許しを乞おうと話したところ、又兵衛はこれを拒否した、という。
この辺りの面白いエピソードが豊富な人物なので、三谷監督が哀川翔さんをどのように使ってくるのか見ものですね。
本名:福地家宏(ふくちいえひろ)
生年月日:1961年5月24日 54歳
出身地:鹿児島県
血液型:AB型
破天荒な人物を演じるにはやはり破天荒な人。ということで、哀川翔さんもかなりの破天荒な伝説がある方です。
伝説というか実話なんですけどね。
まず、父が海上自衛隊の隊員だった哀川さんは、5歳のときに父を訓練中の事故で亡くしています。
そのとき、母が臨月だったうえ、他に親族もいなかったので遺体の確認を自分一人でしに行ったそうです。
5歳にして凄い体験をされていますね。
小学生の頃には20対1の喧嘩で一歩も引かず、芸能界に入ってからも六本木で50人の暴走族を相手に一人で話をつけてしまったそうです。
このとき一緒にいた光GENJIの諸星和己さんには「おまえは有名人だから隠れてろ」と言ったんだとか。
破天荒な性格、芸能界一の武勇。まさに後藤又兵衛を演じるべくして演じるといっても過言ではないでしょうね。
ちなみにそんな武勇伝ばかりが取りざたされる哀川さんですが、じつは「カブトムシ愛好家」という意外な一面も持ち合わせており、2015年には普通のカブトムシとしては当時で世界最大の88ミリメートルの個体を飼育してギネス記録に認定を受けたほど。
いかがでしょうか?哀川翔さんの破天荒っぷり。
俳優としてはVシネでの活躍が有名ですが、大河ドラマはこれが3度目。
今回はどのような演技を見せてくれるのか楽しみですね。