第9話【駆引】の感想・ネタバレ・見どころをレポートします。
第9話 【駆引】 感想・ネタバレ・見どころ
前回は鮮やかな策略で北条と徳川、上杉を手玉にとった昌幸でしたが、今回はその後の身の振り方でかなり苦悩していました。
大名として独立すべきと進言する出浦正相の言葉にも何ともはっきりしない様子。
どうやら昌幸の中では、大名とは亡き信玄のイメージが強すぎて、そしてその信玄公に自分が並ぶなど・・・と思ってしまっているようでした。
今回は何といっても西村雅彦さん演じる室賀正武の活躍回でしたね。
犬猿の仲だった昌幸とまさかの和解で、今まで見せなかった笑顔が弾けまくってましたし、これまでのことが嘘のような右腕と呼べるくらいの働きぶりで驚きました。
「黙れ小童ぁ!」も聞けたし、もうお腹いっぱい。
このままの状態が続けばどれだけ幸せかと思いますが、次回、徳川との密約がバレてしまい・・・。
大泉洋さん、父上に振り回されて久々に「真田丸どうでしょう」状態でしたね。
北条との一戦を前に、自分の策を上回る上策を提示した弟・信繁を心から祝福しているところは懐の大きさが見れて良かったです。
徳川家康と北条氏政、たぬき同士の和睦のシーンは、緊張と緩慢が入り乱れた異様な雰囲気が演出されていて非常によいシーンだったと思います。
お梅ときり、ふたりの関係にもかなり差が出てきましたね。
信繁はもとからきりのことはほとんど相手にしていませんでしたが、今回はきりの方からも「好きでやってるわけじゃない」と言ってしまったので、ちょっと決定的ですね。
前回はお梅と一夜を過ごした信繁でしたが、今回は夜のうちに帰ってきてましたね。
ただお梅を「お前」と呼んでいたので、すでに二人の関係は完全に出来上がっているようです。
お梅の「人をできるだけ生かしすための策」という言葉で吹っ切れた信繁が、次回も活躍するようです。
第10話の【妙手】も楽しみですね!