今回ご紹介するのは、豊臣家の重臣で真田信繁の正室・竹林院の父である大谷吉継についてです。
演じるのは「ラブリン」の愛称で知られる歌舞伎スター『片岡愛之助』さんです。
大谷吉継(おおたによしつぐ)とは?
大谷吉継【電子書籍】[ 山元泰生 ] |
大谷吉継は、通称・大谷刑部(おおたにぎょうぶ)の名前でも知られる人物で、豊臣秀吉に「100万の大軍を指揮させたい」と言わしめたというほどの戦略家であり、豊臣家を支えた重臣の一人です。
出生に謎が多く、名前も「吉継=秀吉を継ぐ」となることから、秀吉の隠し子では?という説もあります。
真田信繁との関係も深く、娘・竹林院を嫁がせているので義父に当たります。
同じく豊臣家の重臣・石田三成と仲が良かったことで知られ、吉継が命を落とすことになる関ヶ原の戦いにおいても、事前に負け戦になることを予想していたため、三成に家康との戦を辞めるよう必死に説得したが叶わず、最後は三成とともに戦うことを決心したほどである。
晩年、ハンセン病(梅毒との説も)に冒されて皮膚がただれていたため、常に白い布で顔を隠していたと言われている。
ある茶会の席で、吉継の顔から膿が垂れて茶わんに入ってしまったことがあったが、そのとき周囲が嫌悪する中で石田三成が何食わぬ顔でその茶を飲み干したという逸話があり、このことが関ヶ原の戦いにおいて吉継が三成を見限らなかった理由とも言われている。
また、吉継の戦略家としての逸話では、関ヶ原の戦いで小早川秀秋軍15,000に対して精鋭部隊600でこれを押し返したと言われている。
演じるのは片岡愛之助さん
生年月日:1972年3月4日 44歳
血液型:B型
片岡愛之助さんの名前は歌舞伎俳優としての名跡なので、本名は「山本寛之」だそうです。
元々、一般の方でしたが、歌舞伎の世界に入門するにあたり片岡家の養子となり跡を継がれたそうです。
愛之助さんといえば、ドラマ『半沢直樹』で演じたオネエ口調の黒崎駿一役が有名ですね。
今回演じる大谷吉継は、石田三成と同性愛の関係だったのでは?とも言われている人物なので、これはもしかすると三谷幸喜監督は『半沢直樹』の黒崎を再現するつもりなのかもしれませんね!