4月11日放送の月9ドラマ『ラヴソング』第1話の感想・ネタバレ・見どころをレポートします。
福山雅治さんは相変わらずのカッコよさですが、今回注目は何といってもドラマ初出演、初ヒロイン役の藤原さくらさんでしょう!
第1話 感想・ネタバレ・見どころ
佐野さくらを演じる藤原さくらさん。ドラマへの出演どころか、演技自体も今回がほぼはじめてに近い新人女優さんです。
普段はシンガーソングライターとして活動されているので、ミュージシャンとしてはプロですが、女優としては素人同然です。
どのような演技を見せてくれるのかドキドキしながら見始めましたが、驚きました。
なんと演じる役どころが、吃音症に苦しむ女性、という非常に難しい役でした。
言いたいことをはっきりと言えず、口ごもってしまい、うまく人とコミュニケーションが取れないもどかしさ。
これをリアリティのある演技で表現するのはけっこう難しいと思いますが、とても初演技とは思えないくらい自然に演じられていました。
ちなみに彼女が苦しめられている病気・吃音症とはどのような病気なのか。
吃音症(きつおんしょう)とは、一般的には「言葉を円滑に話すことができない疾病」と言われ、例えば、「発語時に言葉が連続して発せられる(わ、わ、わ私は)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(わ、(私は)・・・・)」などの症状を示したり、発声が上手くできないもどかしさから顔をしかめてしまったり、無意識のうちに手や足を不自然に動かしてしまう等の症状を指します。
この症状が出てしまうと人との会話がスムーズにできなくなるため、コミュニケーションに支障が出てしまい、人間関係を構築する妨げになってしまうことが多く、ヒロインの佐野さくらも、それが元で子どものころからいじめられていたようです。
実はこの症状に悩む有名人やミュージシャンはけっこう多いです。
例えばこちらの男性ミュージシャンをご存知でしょうか?
スキャットマン・ジョンというアメリカ人ミュージシャンで、日本では1990年代にその独特の歌唱方法で一世を風靡しました。
「プッチンプリン」のCMを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
彼は57歳という高齢でメジャーデビューした異色の歌手ですが、長年、吃音に苦しめられてきましたが、吃音を受け入れ、逆にそれを上手く利用することでこの独特の歌い方「テクノスキャット」を開発してアーティストとして成功をおさめたのです。
佐野さくらもおそらく、吃音を克服するのではなく、それとしっかりと向き合っていくことで前向きな女性へと変貌を遂げていくのではないかと思います。
そして福山雅治さん演じる上代広平も、そんなさくらに触発されて、止まっていた自身の時計の針を前に進めていこうとするのではないでしょうか?
まだまだ第1話、次回以降の展開に期待しましょう!