2016年7月スタートのドラマ『仰げば尊し』のあらすじ・ネタバレ・キャスト紹介をレポートします。
横浜にある高校の弱小吹奏楽部の部員たちが、一人の元サックス奏者の指導のもと、吹奏楽の全国大会出場を目指す物語です。
原作
原作は、石川たか子さんによるノンフィクション小説「ブラバンキッズ・ラプソディー」「ブラバンキッズ・オデッセイ」です。
ブラバンキッズ・ラプソディー [ 石川たか子 ]
|
ブラバンキッズ・オデッセイ [ 石川たか子 ]
|
キャスト
樋熊迎一 寺尾聰
事故に遭い演奏ができなくなってしまった元サックス奏者。
音楽から遠ざかっていたが、再び情熱を取り戻し吹奏楽部の指導を引き受ける。
樋熊奈津紀 多部未華子
迎一の娘。迎一を支える。
吹奏楽部の部員たち 写真左より佐野岳、真剣佑、村上虹郎、北村匠海、太賀
学校のはみ出し者たち。吹奏楽部部員となる。
あらすじ・ネタバレ
このドラマは、無名だった高校・神奈川県立野庭高校の吹奏楽部が、中澤忠雄という素晴らしい指導者と出会い、全国大会に出場し金賞を取ったという実話を元にして作られた小説を原作にしています。
主人公の中澤氏は、フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団でチューバ奏者として活躍されていましたが、交通事故に遭ってしまいプロの演奏家としての活動を断念。講師へと転身した方です。
あるとき、講師となった中澤氏の下へ野庭高校吹奏楽部の部長が訪れ、指導を依頼されます。
若い生徒たちの純粋な音楽への想いに心を動かされた中澤氏は、忙しい合間を縫っての指導を引き受けることにします。
しかし、これが中澤氏と野庭高校吹奏楽部の壮絶な戦いの日々の始まりでした。
始めのうちは部員たちのチームワークもバラバラで演奏以前の問題を多く抱えていました。
その問題を一つ一つ、中澤氏と生徒たちがときにぶつかり合い、ときに助け合って乗り越えていき、徐々に気持ちを一つにしていきました。
そして指導開始から一年後、野庭吹奏楽部は初めて地区大会を突破。さらに県大会、関東大会と勝ち進みます。
そしてなんと関東大会で銀賞を受賞。惜しくも全国大会は逃してしまいますが、無名高校の銀賞受賞に関係者たちは衝撃を受けます。
そしてその翌年、念願だった全国大会に出場。しかも初出場ながらいきなり金賞を受賞したのです。
これは1993年の全国大会での野庭吹奏楽部の演奏の動画です。
こののち、強豪校へと変貌を遂げた野庭高校は、その数年後の全国大会で演奏した「シバの女王ベルキス」で審査員全員が満点を付けるという快挙を達成。
無名だった吹奏楽部が数年で頂点まで上り詰めるというサクセスストーリーは、まさに小説のような話しです。
しかし物語はここでは終わりません。
なんとその翌年、全身全霊で生徒の指導に当たってきた中澤氏が病に倒れこの世を去ってしまいます。
そして2003年、野庭高校は廃校となり、まさに「伝説の吹奏楽部」として語り継がれることになるのでした 。
これが中澤氏と野庭吹奏楽部を巡る奇跡の物語のあらすじです。
ドラマではおそらく設定が変更されている部分があるかと思いますが、概ねこのような内容で展開されると考えられます。
生徒たちは不良でかなりのイケメンぞろい、ということはすでに発表されていますが、果たしてどのようなストーリーとなってくるのか楽しみです。