ドラマ『エンジェル・ハート』では、原作マンガと違っている点がいくつかあるのですが、最も大きな違いと言えば、シャンインがいた組織についてです。
原作では『正道会(チェンダオフェイ)』という台湾マフィアでしたが、ドラマでは『秘密結社レギオン』になっています。
わざわざ名前を変えたということは、組織の位置づけが原作とはかなり変わってくるということだと思われるので、組織を構成している人たちについても違いがあるのではないかと思います。
三吉彩花さん演じるシャンインは、原作では組織のボス・李堅強の娘なんですが、
もしかすると、その設定はなくなっているのかもしれないなと思いました。
三吉さんの演技は初めて見ましたが、先日の第一話では、ゴリさん演じるモッチーに対して数か国語で話しかけるシーンがあり、発音がきれいだなと思いました。
和泉崇司さん演じるカリートは、原作には登場しないオリジナルキャラクターです。
かなり冷酷で強そうなキャラクターでした。
カリートのイメージがそのまま『秘密結社レギオン』を表現しているとすると、かなり原作とは違った組織だと考えられますね。
和泉さんは名前は聞いたことがあるなというくらいの俳優さんでしたが、ここのところ連ドラへの出演が増えている注目の俳優さんです。
前クールのドラマ『花咲舞が黙ってない』にも時田恒夫役で出演していました。
冴羽リョウ役の上川隆也さんと同じ事務所だそうなので、ぜひ先輩の演技を参考にして頑張って欲しいですね。
三浦翔平さん演じる劉信宏は、原作だと初回登場時は「優等生」「童顔」といったイメージなのですが、かなり垢抜けた感じになってましたね。
シャンインに好意を寄せる青年、という設定に変わりはないようですが、信宏は回が進むとおっちょこちょいで、ちょっと調子に乗って失敗してしまうキャラになっていくので、今後どのようになるのか楽しみです。
竜雷太さん演じる組織のボス・李堅強は、今のところほとんど情報がありません。
原作では双子の弟がいて、実はシャンインの父で、さらにリョウとも旧友で、といった奥の深いキャラなのですが、先に書いたように、組織の名前が変わっていることから、これらの設定はまるっきり違ったものになっている可能性があると思います。
「秘密結社レギオン」については、「レギオン」とは元々、ローマ軍のことをさす言葉で、新約聖書に登場する複数の悪霊に取りつかれた男が名乗った名前でもあります。
そこから派生して、「集団」といった感じの意味合いとして使われる言葉です。
なので、この「レギオン」という名前からは、いまいちどのような組織なのかは想像できませんね。
徐々に明らかにはされていくと思われるので、楽しみに待つことにしましょう!