ドラマ『スニッファー嗅覚捜査官』第1話の感想、ネタバレをレポートします。
阿部寛さんと香川照之さんのW主演にて、ウクライナで制作された世界的大ヒットドラマをリメイクした!ということで話題になっていました。
現場に残された匂いから犯人を捜査するという特殊能力を持つ主人公が題材なのですが、これって過去に多部未華子さん主演でドラマ化された『デカワンコ』と同じですよね。
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別に『スニッファー』をリメイクする必要はなかったんじゃないかと個人的には思いましたが、何か大人の事情があるのかもしれませんね。
さて、第1話での見どころとしては、
やはりNHKが力を入れているドラマというだけあって、金のかけ方が凄い!という印象でした。
この匂いを嗅いだ時に出てくる化学式は、舌で舐めて事件を解決するという「味覚」捜査がテーマだった民放ドラマ『神の舌を持つ男』でも使われていた表現方法ですが、
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こちらの臭いが煙のようになって犯行の一部を再現するという特殊な映像は『神の舌を持つ男』では登場しませんでした。
これ、どういう技術なのか分かりませんがきっと金がかかるんだと思います。
でもこの演出があることで、華岡信一郎の特殊能力が強調されているので、そこが大爆死したと言われる『神の舌を持つ男』との差になるのではないかと感じました。
また最後に劇団ひとりさん演じる犯人と対決するロケ現場も、普通の場所じゃなさそうだし、セットにも金がかかっている感じでした。
こういうのを映像美、というんでしょうか。
背景とか小道具とかロケ現場とか、何かと凝った作りになっていて映画を見ているようなちょっとリッチな感覚になれるドラマだと思います。
それから余談ですが、華岡信一郎が乗っていた愛車のナンバープレート。
「870」
「ハナオ(カ)」ってことですよね。
こういうちょっとしたネタを織り込んできているのも、昨今のヒット作には共通したポイントなのでちゃんと抑えてきているなと思いました。
次週はウルフルズのトータス松本さんがスナイパーとして登場。
嗅覚でどうやってスナイパーと対峙するのか、楽しみです。