ドラマ『メディカルチームレディダヴィンチの診断』第7話のネタバレ、感想をレポートします。
真央はやはり志帆にしか見えていない幻覚だったということが第6話で判明しました。
そして今回の第7話では、志帆が自分で幻覚を見ているという自覚があるのかということについて語られるかどうか、というところが期待されました。
オープニングで真央と志帆が朝食を食べようとしています。
テーブルには真央の分の朝食も用意されていますが、幻覚なので当然、置いてあるだけです。
気になるのはソファの上に置かれたクマのぬいぐるみ。
これは志帆が置いたのでしょうか?
真央ちゃんが登場するシーンでは、何も着ていない裸の状態です。
しかし、志帆が一人の時には、何か衣装を身に着けています。
さらに、手のところが黒く汚れています。
このクマのぬいぐるみは、おそらく真央が大切にしていた友達で、真央が亡くなったときにも傍にいたのだと思われます。
次回予告では、事故に遭い地面に横たわる真央の横に、くまのぬいぐるみが映っています。
さて、エンディングで雪野から幻覚を見ていると告げられた志帆は、それに驚くことも否定することもなく、ただ雪野を見つめ返し、真央の手を握っているかのように右手に力を込めていました。
志帆にとっては真央の幻覚は、生きているときと同じように愛情を傾けるべき存在であり、かつ現状の自分の精神状態を安定させるのにも必要な存在です。
そして、これまでの事件解決のための気づきを与えてくれた、よきパートナーでもあります。
そんな真央を幻覚だから否定しろ、というのは酷な話ですよね。
幻覚と前向きに付き合っていくという志帆の行動は、統合失調症による幻覚に悩まされながらもノーベル経済学賞を受賞した天才数学者ジョン・ナッシュ教授の半生を描いた映画『ビューティフルマインド』のその後を観ているような感覚ですね。
というわけで志帆は真央の死を招いた事故がきっかけとなり、統合失調症に冒されており、それが原因で幻覚を見ている可能性があります。
なので志帆に与えられるべき称号は「ダ・ヴィンチ」ではなく「ジョン・ナッシュ」が適切かもしれませんね。
さてさて、志帆はまだ完全に前向きには幻覚と付き合えておらず、
幻覚から「お前と関わるとみんな不幸になっていく」と言われたりしています。
この辺りをどうやって克服していくのか、次週は真央の墓参りにもいくようなので、事故の原因など過去の出来事も含めて描かれていくことになりそうです。