2017年1月14日(土)夜9時スタートのドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』のあらすじ、原作、ネタバレ、出演キャスト、相関図、主題歌をレポートします。
基本情報
原作 藤子・F・不二雄『中年スーパーマン左江内氏』
脚本・演出 福田雄一「勇者ヨシヒコ」
音楽 瀬川英史「アオイホノオ」
プロデューサー 高明希「お迎えデス。」 柳内久仁子「家売るオンナ」
制作協力 日テレアックスオン
あらすじ
仕事は中間管理職、家では息子と娘を持つ父で妻の尻に敷かれている冴えない中年の
サラリーマン・左江内(さえない)は、怪しい男から正義の味方を
引き継いでくれないかと言われ、着ると誰でもスーパーヒーローになれるスーツを
渡される。
一度は断った左江内だったが、娘・はね子が暴漢に襲われているところを助けるため
に、仕方なく正義の味方になることを決意。
サラリーマンとして激務に追われる合間を縫ってヒーローとしての仕事をすることに
なった左江内だったが、解決するのは日常のもめ事ばかり。
しかも、左江内がヒーローとして活躍したことは誰の記憶にも残らないのだった。
そんな、やりがいもない、達成感もないスーパーヒーローは、
正義、平和、幸せ、理想と現実の違いに葛藤しながらも、人知れず戦いを続ける
のだった!
原作
藤子・F・不二雄『中年スーパーマン左江内氏』
『中年スーパーマン左江内氏』は、1977年~1978年の間に藤子・F・不二雄によって
連載された漫画です。
現在は『藤子・F・不二雄大全集 中年スーパーマン左江内氏/未来の思い出』
に収録されて発売されています。
出演キャスト
左江内氏・・・堤真一
万年係長で責任を負うのが苦手なサラリーマン。突然スーパーヒーローになってしまい
なんとかして辞めたいと思っている。
【コメント】
日本テレビでは、初めての連続ドラマ出演になります。
先日、スーパースーツを試着しました。
実際に着てみて、「何て格好させるねん」と(笑)。
でも、それほど嫌じゃないかもしれません。
共演の小泉今日子さん、そして、福田雄一監督とのコラボでどんな作品になるのか、
2017年1月の土曜ドラマを楽しみにしていてください。
左江内円子・・・小泉今日子
左江内の鬼嫁。子ども命でママ友とのコミュニティーがこの世のすべて。
ダンナのことを自分は悪く言っても他人が言うことは許せない。
【コメント】
福田雄一さんの作品を楽しく拝見させて頂いていたので、今回のオファーはとても嬉しかったです。
堤真一さんとは久しぶりの共演です。しかも夫婦役ということで、息を合わせ、力を合わせ、面白い作品に出来たらと思います。
どうやら鬼嫁だそうです。
個人的には、完全なるミスキャストだと思っています(笑)。
小池・・・ムロツヨシ
お調子者の刑事。左江内が解決した事件は全て彼の手柄になる。
『勇者ヨシヒコ』での福田監督との名タッグでブレイクしたムロツヨシさん。
ここでもその個性的な演技が発揮されるか、期待ですね。
左江内はね子・・・島崎遥香(ぱるる)
左江内の娘。思春期で反抗期。アイドルに興味がある様子。
AKB48の「塩対応」が話題となっているぱるる。
思春期で父親を敬遠している娘役ということで、堤真一さんへの塩対応が話題を呼びそう。
また、ドラマ内でもアイドルとしてデビューするのではないでしょうか。
左江内もや夫・・・横山歩
左江内の息子。父をなめている。
尾野真千子さん主演のドラマ『はじめまして、愛しています』にも出演していた、
今最も注目されている子役の一人である横山歩くん。
今回は小生意気な少年をどのように演じてくれるのでしょうか。
池杉・・・賀来賢人
左江内の部下。上昇志向が強く、左江内を飛び越えて出世しようとしている。
榮倉奈々さんとの結婚を発表された賀来賢人さん。
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結婚後初の連ドラ出演で気合が入っているのでは?
蒲田・・・早見あかり
左江内の部下。左江内のことを心底頼りない上司だと思っている。
「ももいろクローバー」(現「ももいろクローバーZ」)脱退後、
女優としての道を歩んでいる早見あかりさん。藤子不二雄作品に登場する
ラーメン好きの小池さんをもじったドラマ『ラーメン大好き小泉さん』に
主演されていました。
蓑島・・・高橋克実
左江内の上司。楽観主義で、思い付きで左江内に無茶ぶりをする。
親しみやすい中間管理職の役が多い高橋克実さん。俳優としてだけでなく『トリビアの泉』や『直撃LIVE グッディ!』などの司会としても人気ですね。
ドラマ『時をかける少女』に出演されていました。
米倉・・・佐藤二朗
フリーター。左江内の相談相手となる。
ムロツヨシさんともに『勇者ヨシヒコ』で福田監督とタッグを組んでいます。
個性的すぎる演技で異彩を放っており、『神の舌を持つ男』にも出演されていました。
老人・・・笹野高史
左江内にスーパースーツを渡した怪しい男。
山田洋二監督作品の常連俳優であり時代劇からコメディ、手裏剣戦隊ニンニンジャーで史上最年長のレッドを演じるなど、多様な作品に出演する笹野高史さん。
苅野・・・中村倫也
警察官。小池と共に行動することが多い。
『闇金ウシジマくん』『お義父さんと呼ばせて』などの脇役から映画『星ガ丘ワンダーランド』の主演で注目の中村倫也さん。2017年は映画『3月のライオン』などへの出演が決定しています。
相関図
主題歌
情報入り次第、更新します。
最終回ネタバレ考察
※ネタバレを含みますのでご注意ください!
原作『中年スーパーマン左江内氏』では、スーパーマンとしての能力を持ちつつも、「人知れず戦うこと」「正義の定義って何?」「本当の幸せとは?」ということに苦悩する左江内の姿が描かれており、『ドラえもん』などの子供向けの藤子・F・不二雄先生の作品とは少し違っています。
しかしこの辺りのテーマは、『ドラえもん』にもちょくちょく登場しているテーマで、子どもの頃に漫画を読んで初めてこういうことをちゃんと考えた、という読者も多いのではないでしょうか。
一介のサラリーマンにすぎない左江内も、そんな読者と同じように、自分ができる範囲での解決で終わってしまう現状に徐々に疑念を募らせていきます。
そして最終回ではちょっと残酷なエンディングを迎えてしまいます。
ただ、最後にはパーマン4号ことパーやんらしき人物が登場して、その苦悩を分かち合うことで左江内は少し救われた気持ちになります。
原作が出版されたのは約40年も前の話なので、ドラマ版ではこれで最終回まで引っ張るのはちょっと辛いような気もします。
もしかすると第1話か第2話くらいで、原作の最終回に近いところまでやってしまい、完全オリジナルのストーリーを展開する、という感じではないでしょうか。
というのも、脚本を担当する福田雄一監督は、『勇者ヨシヒコ』シリーズで知られる方で、パロディやオマージュネタをやり過ぎというくらいやりまくっています。
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原作に忠実に、ということであれば福田監督にお願いすることはないでしょう。
映画『俺はまだ本気出してないだけ』などで堤真一さんとはタッグを組んでいますので、お互いに感覚もわかっていると思います。
良い意味で原作とは全く違うエンターテインメント性をプラスしてくれることが期待できるのではないでしょうか。
ここ数年の漫画原作ドラマとは一味もふた味も違ったテイストのドラマになることを期待しています!