分詞構文 その1
「分詞構文」とは、「現在分詞や過去分詞を使って、接続詞を省略した文」のことです。
英語特有の表現方法なので日本語に訳すのがちょっと面倒です。
接続詞は以下のように様々な種類があります。なので、分詞構文になって接続詞が省略されると日本語の感覚では意味が分かりにくくなってしまうところがポイントです。
「理由」since 〜なので
「原因」because 〜だから
「時」when 〜の時
「連続」 after 〜の後
「同時」 while 〜ながら
「条件」if 〜ならば
「譲歩」though 〜としても
まずは接続詞を省略して分詞構文を作る手順を説明します。
分詞構文の作り方
【例文】
Because I am sick, I am in bed today.
私は病気なので、今日は寝ています。
①接続詞を省略します。
Because I am sick → I am sick
②文の前半と後半の主語が同じ場合、接続詞を省略した文の主語を省略。
I am sick → am sick
③時制が現在の場合、動詞を現在分詞にします。
am sick → being sick
④分詞構文に書き換え完了です。
Because I am sick, I am in bed today.
↓
Being sick, I am in bed today.
このように分詞構文を作るのは簡単にできます。
問題は分詞構文の訳し方です。
接続詞が省略されているので意味を把握するのが難しくなります。
分詞構文の訳し方
【例文】
Having no time, I can't eat lunch.
①省略されている主語を復活させる。
②後半の文で時制を確認する。
Having no time → I have no time
③文章の前後の意味が通る接続詞を考える。
I have no time. I can't eat lunch.
私は時間が無い。お昼を食べられない。
↓
Because I have no time, I can't eat lunch.
時間が無いので、お昼を食べられない。
このように、どの接続詞が省略されているのかは前後の文脈から判断することになります。
先ほどあげた接続詞のパターンをしっかり覚えて間違えないように使いましょう。
絵と例文をみて英語で答えましょう。
彼らは高校生なので、教室で勉強します。
Being high school students, they study in the classroom.
(Because they are high school students, they study in the classroom.)