ドラマ『嫌われる勇気』が打ち切りと言われています。
打ち切られるとしてその原因は何でしょうか?
一番に考えられるのは視聴率の低迷です。
まずはここまでの視聴率をおさらいしておきます。
第1話が8.1%とまずまずのスタートでした。
しかし、第2話は6.4%と、一気に1.7%もダウンしてしまいます。
ただ、第3話は6.6%、そして第4話は7.2%と右肩上がりに視聴率を回復させ、持ち直したかに見えました。
このまま上昇を続けることを期待された第5話でしたが、残念ながら6.1%と、ここまでの最低視聴率を更新してしまいました。
この状況はあまりよくはありませんよね。
ただ、打ち切りになるほどの大惨事とは言えないでしょう。
むしろ、視聴率で打ち切られるとしたら同じフジテレビのドラマ『大貧乏』の方がさらに低く、第5話までの平均視聴率は、5.28%となっています。
とすれば、『嫌われる勇気』が打ち切られるとすれば別の理由です。
別の理由とは、ある協会からクレームが入ったことです。
その協会とは、『日本アドラー心理学会』です。
日本アドラー心理学会のホームページ|INDIVIDUAL PSYCHOLOGY
ドラマ『嫌われる勇気』は、岸見一郎さんと古賀史健さんによる「アドラー心理学」を解説した書籍シリーズを原案にしているのですが、この内容が、アドラー心理学の一般的な理解と大きく異なる見解を広めていると指摘されていて、放送の中止、もしくは脚本の大幅な見直しを求められているということです。
ドラマは「アドラー心理学」を実践する刑事が事件を解決していく、というストーリーなので、「アドラー心理学」についてはエッセンス的な内容しか話されていない感じです。
重要なポイントを簡潔に説明しているのはいいことですが、日本アドラー心理学会としては、視聴者に誤解を招きかねない内容となってしまっているのでは?という懸念から訴えを起こしたということですね。
これは打ち切りとはならないまでにも、何等かその指摘に対する配慮がされることになるのではないでしょうか?
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