3月21日(火)放送のドラマ『カルテット』第10話最終回の感想、ネタバレです。
ついに最終回を迎えたドラマ『カルテット』
カルテット・ドーナツホールの夢だった大ホールでの演奏が開催されましたね。
まさか、偽・早乙女真紀であることを逆手にとってくるとは思いませんでした。
ホールは満席で、報道陣も多数押し寄せていましたが、それだけでなく、これまで登場した準レギュラーたちもコンサートにきてましたね。
家森論高を追っていたこの二人。
墨田新太郎と半田温志ですね。
Mummy-Dことライムスター・坂間大介さん演じる半田は、やっぱりアポロを持ってきていたところが笑えました。
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そしてこの女性もきていましたね。
転んでもただでは起きなかった女、有朱は、外国人の恋人を連れてかなりセレブな生活を送っているようです。
「人生ちょろかった~」というこのセリフ。
ある意味、早乙女真紀こと山本彰子とは対照的に、世渡り上手だと言えますね。
さて、私が最終回でクライマックスだと感じたのは、カルテット・ドーナツホールに宛てて書かれた手紙をすずめが読むシーンです。
内容は、カルテットをひどく罵倒する内容から始まり、最終的にはカルテットにすがるような文面でした。
自己肯定のために書き始めた手紙が、いつのまにか自己否定に帰結してしまっていて、書き手の心情が揺れているのが伝わってくる気がしました。
他人からどう思われようが、自分が信じる道を行く、という風に開き直れた真紀、すずめ、論高、司にとっては痛くもかゆくもないでしょうね。
エンディングは海岸沿いを走って演奏会場に向かう4人のシーンでした。
ずっと冬の軽井沢で展開されていたドラマだったので、最後も雪景色の中で終わるのかと思いましたが、全く違う風景をもってきましたね。
さて、結局、この4人の恋はどこに向かうのでしょうね。
真紀と司は?
すずめと論高は?
ドラマのキャッチコピーには「大人の恋は、やっかいだ」ということでしたが、最終回を見る限り、司と論高がお互いを名前で呼び合うようになっていたり、すずめと真紀の心が通じ合っているようなシーンがあったり、これはもう男と男、女と女という恋に発展しているんじゃないかと思わせるような方向へと進んでいる感じでしたね。
視聴者が深読みし過ぎているドラマとして途中から話題となっていましたが、これは深読みしたくなるような展開ですよ。
制作側が狙っているのか、たまたまだったのかわかりませんが、いずれにしても視聴者に色々と考える余地をいい意味で残してくれるドラマだったな、という感想です。
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