ドラマ『エンジェル・ハート』第5話が放送されました。
今回は原作の単行本11巻から12巻にかけての物語、劉信宏(リュウ・シンホン)と昔の同僚・白蘭(バイラン)がメインとなるストーリーでした。
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ドラマと漫画で内容・設定・登場人物が違っていたので、それぞれ比較・検討してみたいと思います。
まずは
白蘭と信宏の再開のシーン
原作
ドラマ
原作ではシャンインと信宏だけがいるCAT'S EYEで再開することになっていますが
ドラマではリョウも同席しています。
また、原作ではここで組織でどの部隊所属かを示すバッジを信宏に返すのですが、ドラマではそれがありません。
そもそもドラマと原作では二人が所属している組織が正道会からレギオンに変更され、青龍や白虎という所属部隊もなくなっていますので、ここは省略されてしまってます。
白蘭の設定
原作
ドラマ
原作では白蘭は隼鷹会が運営する地下違法カジノのディーラーとして潜入していますが、ドラマでは早川の身の回りの世話役、というか完全に娘の代わりになっています。
リョウの回想シーン
これは原作にはなかったオリジナルの設定です。早川が娘に生き写しの白蘭を本当の娘のように扱っていることを知った帰り道。リョウは公園で家族の絆について家出少女に語る香の姿を思い出す、というシーンです。
白蘭の潜入目的の情報源
原作
ドラマ
原作では信宏自らが陳侍従長に直談判して、白蘭の目的を頼み込んで教えてもらいますが、ドラマではリョウが冴子に頼んで情報を仕入れてきています。
組織の設定変更に伴って陳侍従長はドラマには登場しないキャラクターとなってしまったので、このような変更がされています。
シャンインが信宏を足止めする方法
原作
ドラマ
白蘭を助けるため無茶をしようとする信宏をシャンインが足止めするシーンでは、原作ではハンマーでノックアウトされる信宏ですが、ドラマでは催眠術によって眠らされてしまいます。
シティーハンターといえばハンマーなので使ってほしいんですが、ドラマはけっこうシリアスな展開で進んでいるので、ハンマーを使うにはちょっとコミカルな雰囲気が足りないので合わないんでしょうね。
早川に白蘭について尋ねるシーン
原作
ドラマ
原作ではシャンイン一人で会いに行きますが、ドラマではリョウも一緒に行ってます。
原作ではこのときすでにシャンインはかなり落ち着いた女性に成長しているので、一人で会話ができますが、ドラマではまだまだコミュニケーション能力が不足している状態なのでリョウが付いてきているんですね。
白蘭に任務について尋ねるシーン
原作
ドラマ
コチラも先ほどのシーンの続きで、原作ではシャンイン一人で白蘭と話をしますがドラマではリョウと一緒に話を聞きます。
組織との連絡
原作
ドラマ
原作ではケータイメールのみでの連絡ですが、ドラマでは組織の実力者カリート自らが会いに来てます。カリートはドラマオリジナルキャラです。
しかしこのカリート、なんか時代錯誤というか、昭和のキャラっぽくてなんか笑えます。演じている和泉崇司さんが敢えてそうしているのか、喋り方とかなんか面白い。
原作のシティーハンターとかに出てきたら、間違いなくリョウに面白おかしくいじられるキャラだと思います。
早川の形見のプレゼント
原作
ドラマ
原作だと指輪ですが、ドラマではネックレスに変わってます。これは指輪は二十歳の誕生日にもらってもつけないんじゃないか、ネックレスの方がファッションアイテムとしてリアルに使いやすい、ということで変更したんじゃないかなと思います。
白蘭のその後
原作
ドラマ
原作ではどこか南の島で新しい暮らしを始めている白蘭ですが、ドラマでは早川の故郷の町で暮らしています。これはまあ、単純にロケの都合ではないでしょうか。
ざっと挙げてみましたが、大筋の流れは変えずにところどころ設定変更している感じです。
今回のストーリーは組織が絡むものだっただけに、原作とドラマで組織の設定が大きく違っているので話をまとめるのが大変だったかもしれませんね。
以上、次回も原作とドラマの比較やってみたいと思います!