5月23日(火)放送のドラマ『あなたのことはそれほど』第6話のあらすじ、ネタバレをレポートします。
思わぬ行動の連続で反撃を開始した涼太。
しかし美都も黙っておらず応戦。
静かだが泥沼の様相を呈してきた夫婦の愛憎劇の行方は?
第6話 あらすじ
美都(波瑠)の不安が的中し、麗華(仲里依紗)と有島(鈴木伸之)に接触した涼太(東出昌大)は、何食わぬ顔で家に帰ってきた。
まるで有島を意識したような服や小物に身を包み、明るく笑いかける様子に呆然とする美都。不自然な夫婦関係に疑問を呈してみるが、まるで話が通じない。
美都はそんな現状から逃げるように有島を呼び出し、夫の了承があるからと別れないことを告げる。それに対し有島は麗華の勘の良さが怖いと言い別れを切り出そうとするが、美都の勢いに押され未だ出来ないでいた。
そんな中、涼太は“二人で楽しく暮らすため”と、美都に窮屈なルールを押し付け、息苦しい日々が続いていた。
涼太の逸脱した行動の連続から、とうとう口論になってしまった美都と涼太。笑みを称えながら挑発してくる涼太に息が詰まった美都は…。
あらすじ|TBSテレビ:火曜ドラマ『あなたのことはそれほど』
「私、悪い大人になっちゃった。」凄まじい執念と修羅場の始まりに二人は… 5/23(火)『あなたのことはそれほど』#6【TBS】
涼太の行動と、東出昌大さんの演技がキモ怖いと話題になっています。
かつて佐野史郎さんが演じてブームとなった冬彦さんを思い出す人が多いようですが、それとはまた違った嫌な気持ち悪さを持ったキャラクターですよね。
前向きなのか後ろ向きなのかよく分からないところがそう思わせるんでしょうか。
今回はついにその極地に達したのか、見た目を有島君に近づけようという謎の努力を始めます。
その結果、メガネを迷彩柄にするというズレたファッション感度を遺憾なく発揮してくれて、全体的にはネットでよく見かける「秋葉原でオタクじゃないアピールしているオタク」みたいなファッションになってしまってます。
それに耐えかねた美都に家出され、ついにブチギレてワインをぶちまけてしまうようです。
一方、美都はなんだかんだ友達を続けてくれている香子のところへ転がり込むようです。
このドラマの中では唯一といっていいほどまともな香子が、美都のサイコパス的な考えに毒されて今後壊れてしまわないかも見どころですね。
美都が香子との会話の中で、自分を冷静に見て悪いことをしているという認識はあるものの、それでも自分のしていることは許されるべき特別な行為なのだと肯定している描写があります。
このような考え方をしてしまう人というのは、私の経験からすると、社会経験が乏しかったり、狭い交友関係だけで生きてきた人に多いと思われます。
美都も大学に行かず、卒業後は一般企業ではなく医療事務という外の社会人との交流が少ない仕事に従事してしまっているので、このような特徴にあてはまっています。
美都は他人と自分を比較する経験が圧倒的に少なすぎて、世間一般の認識と自分の認識がどれだけズレているのかということを把握し、修正するということが上手くできない人なんでしょう。
中川翔子さん演じる隣の奥様は、逆に他人と自分を比較し過ぎてヤバイ方向に進んでいますが、美都のように他人との比較を避けて「自分らしさ」を追ってしまうとこのような罠に陥ってしまう危険があります。
たまには周囲と自分を比較するということをしてみた方がいいんじゃないでしょうか。
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