2017年8月5日(土)夜11時40分スタートのドラマ『ウツボカズラの夢』のあらすじ、ネタバレ、原作、登場人物、出演キャスト、相関図をレポートします。
志田未来さんが、自分からは動かずに獲物の欲望を利用して目的を達成する食虫植物「ウツボカズラ」のような女を演じます。
番組概要
放送日時:2017年8月5日(土)夜11時40分スタート 毎週土曜日
脚本:藤井清美 中村由加里
音楽:木村秀彬
主題歌:
SPYAIR「MIDNIGHT」
(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
監督:金子与志一 石川勝己 安食大輔
企画:横田誠(東海テレビ)
プロデュース:松本圭右(東海テレビ) 竹内絵唱(松竹)
制作著作:松竹株式会社
制作:東海テレビ放送
原作:乃南アサ 「ウツボカズラの夢」(双葉文庫 刊)
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2006年に発表された乃南アサさんの小説「ウツボカズラの夢」が原作。
乃南アサさんといえば刑事ものが有名で「凍える牙」などがドラマ化されていますね。
あらすじ
決して攻撃はせず訪れたチャンスだけ逃さず飲み込み静かに成長するオンナ。ウツボカズラな女の物語。
物語の主人公・斉藤未芙由(18)は長野で育った純朴な少女。母の死後、父が愛人を家に引き入れたことで居場所を失った未芙由は、亡き母の従妹・鹿島田尚子(45)の家に居候することに。
そこは未芙由には信じられないほど“富”に恵まれた家でした。未芙由は鹿島田家の中に居場所を求め“持てる者”を養分に成長していく。
物語には未芙由の他にも、様々な女たちが「夢=幸せ」を求め、それぞれの欲望を食い合ってぶつかりあう女たちの欲望と願望。男から見ればホラー!?女にとっては痛快なサクセスストーリー!?果たして最後に笑うのはいったい誰なのか!?
登場人物・出演キャスト
斉藤未芙由 /志田未来
鹿島田尚子/ 大塚寧々
福本仁美 /国生さゆり
吉岡啓介 /松本利夫
斉藤はるか /玄理
斉藤幸司 /春田純一
鹿島田隆平 /上杉柊平
鶴岡杏子 /真木恵未
鹿島田美緒 /川島鈴遥
福本知也 /前田旺志郎
斉藤幸恵/ 芳本美代子
鹿島田雄太郎/ 羽場裕一
鹿島田久子/ 松原智恵子
相関図
ウツボカズラの夢 第1話 あらすじ
長野県中野市。18歳の斉藤未芙由(志田未来)は母・幸恵(芳本美代子)の病室にいた。幸恵は重病を患い、もう間もなく命を終えようとしていた。母の病気が分かったのは高校3年になってからだった。この一年、大半を母の看病と家事に費やし、気付くと卒業後の進路も無い。
「大丈夫。まっすぐに生きていれば、絶対に誰かが助けてくれる」
母の言葉に疑問と、かすかな反発を感じる未芙由。母は分かっていなかったのだ。自分が死んだあと、夫の幸司(春田純一)が愛人のはるか(玄理)を家に引き入れることを。そして、その愛人と父によって、未芙由が家を追い出されてしまうことも……
8か月後――
未芙由は東京の高級住宅地にある一軒の家の前にたどり着く。そこは母の従妹、鹿島田尚子(大塚寧々)の家だった。
目の前にあったのは、未芙由を圧倒するような大きな二世帯住宅だった。2つあるインターホンの片方を押すと、「どなたですか?」と無愛想な老女の声が聞こえてくる。未芙由はなんとかセールスでも勧誘でもないことを信じて貰い、出てきた鹿島田久子(松原智恵子)に尚子から貰った手紙を見せる。そこには尚子の字で「あなたのお母さんにはお世話になったから、良かったらうちにいらっしゃい」と書かれてあった。
だが、久子から出てきた言葉は意外なものだった。
「わたしは何も聞いていません」
開かれたドアが固く閉ざされてしまう。
1時間後……やっと尚子が友人の福本仁美(国生さゆり)を連れて帰って来る。
ようやく家に入れてもらえる未芙由。鹿島田家は二世帯住宅で、久子は尚子の夫の母親だという。尚子は明るく優しかった。だが、この家で暮らしてゆくつもりだった未芙由は次に放った尚子の言葉に愕然とする。
「で、どのくらいいると思ってればいい? 一ヶ月?」
まっすぐに生きていても助けなんか絶対に来ない――
未芙由は、わずかな荷物と全財産の3万円を見る。鹿島田家のある高級住宅街で3万円で買える土地はたかだか片足分だ。せめて両足で立ちたい……
未芙由の中で何かが変わり始める。
そんなある日、未芙由は尚子の夫・雄太郎(羽場裕一)が部屋に愛人へのプレゼントを隠していたことに気付き……
まとめ
志田未来さんといえば純粋な女性というイメージが強い女優さんです。
同じ子役から女優へと転身した安達祐実さんが毒の強い印象があるのとは対照的ですよね。
志田未来さんとしては個人のイメージに左右されずにどんな役でもこなすことができる演技派女優だということを今回のドラマで証明することができれば、仕事のオファーは一気に増えるのではないでしょうか。
童顔で清純派の女優さんだと歳を重ねるごとに幸の薄い脇役の女性役ばかりが目立つようになってしまうので、そうならないように新境地を開拓できるかどうか、というところでしょう。