先日参加した『シティーハンター30周年×ドラマ・エンジェルハート最終回直前イベント』の内容をレポートしたいと思います。
内容レポート①はコチラ
tetsutyler-durden.hatenablog.com
『リョウのプロポーズ』の上映後は、原作者である北条司先生が登壇されました。
ファンにはおなじみのサングラスにジャケットというスタイルで登場し、とてもフランクに挨拶をされました。
ファンと握手する北条司先生
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『エンジェルハート』という作品について聞かれた北条先生は、
「シティーハンターが自分の中で消化不良的な形で終わってしまい、どこかでちゃんと描きなおしたいと考えていました」
「続きを描けることになるまでに10年が経過したことで自分の中で構想が膨らみ、単なる続編ではなく、新しい形で、セルフリメイク的な描き方をすることにしました」
と話されました。
北条先生のご紹介後、続いてドラマ出演されたキャスト陣が登壇。
冴羽獠を演じた上川隆也さん、香瑩(シャンイン)を演じた三吉彩花さん、槇村香を演じた相武紗季さん、カリートを演じた和泉崇司さん、以上4名が登場。
上川さんは北条先生と4年ほど前から面識があったらしく、シティーハンターのファンだったことから「もしドラマ化されたら冴羽獠は自分にやらせてほしい」とお願いしていたそうです。
ただ、実際にオファーがきて演じることになったとたん、今度は事の重大さに気づき「恐れ多くて怖くなってしまった」そうです。
しかしそれくらい意気込みが強かったことが、今回の再現率の高さにつながったんでしょうね。
また、北条先生が「ドラマは見てないんですよ」と冗談を飛ばしたところ、上川さんは驚きのあまり「僕のエンジェルハートがつぶれるかと思いましたよ」と返し、会場が笑いに包まれる場面もありました。
三吉彩花さんは、今回がドラマ初のヒロイン役だったのですが、それが『エンジェル・ハート』という人気作品が原作であったことでより一層プレッシャーが高まったと話されていました。
しかし、壇上で話をする姿や、横で北条先生と腕まくりした肌の白さを比べあってボケている上川さんに対して容赦ないツッコミを入れるところを見ていると、とても新人とは思えない落ち着きぶりでした。
スタイルも良くてドラマでもアクションシーンを演じていましたが、実は体が硬くて、体を柔らかくするところからスタートしたそうです。
槇村香を演じた相武紗季さんは、原作の香のビジュアルイメージと自分のイメージは違っていると思っていたので「なぜ自分にオファーが来たの?」と思ったそうです。
しかも、初顔合わせで上川さんの冴羽獠っぷりをみて再現率の高さに驚き、「私、やばい!」とかなり焦ったそうです。
撮影が始まってからも他のキャスト陣と絡む時間が短いため、けっこうアウェイ感を持っていたそうですが、それでも周りはいつも暖かく迎えてくれて、何とかここまで演じてきた、と語られました。
確かに香はドラマ化で一番再現しにくい役どころだったと思うので、逆に批判を顧みずによくオファーを受けたなと思います。
カリート役の和泉崇司さんは、これが連ドラ初のレギュラー出演であり、しかも原作には登場しないオリジナルキャラクターということで役作りには苦労されたそうです。
屋上でのシーンが多いことから、上川さんから「屋上大好きカリート君」とよばれていました。
上川さんとは同じ事務所の先輩後輩で、色々と学ぶところが大きいと話していましたが、実は和泉さんは過去にアメリカ陸軍の訓練を受けたことがあるとう異色の経歴の持ち主で、「人の殺し方については僕が教わる方」と上川さんからいじられていました。
普段の和泉さんの様子を見ていると、カリートの役からは想像できないくらい物腰低くて優しそうな好青年でした。
また、この日は登場しませんでしたが、主演の上川さんから、ガレッジセール・ゴリさん、山寺宏一さん、戸塚純貴さんのオカマちゃん3人が、自分たちを「キャッツガイ」と名乗っていることを報告。
彼らが登場するシーンはほとんど台本には無いアドリブのセリフが採用されて放送されているそうで、ホーリー役を演じた山寺宏一さんのセリフ「女は愛嬌、男は度胸、あたしら妥協」という名言もアドリブだったと明かされていました。
このように出演キャストたちの現場の雰囲気は非常に良好であるということが随所にわかるトークが展開されていました。
話しは尽きないという感じでしたが、最後は「まだ最終回の収録が終わっておらず、実は今も集録を抜けてきたところ」ということで、上川さんが挨拶をされて、会場から惜しまれつつ退場されました。
内容レポート③に続く。