ドラマ『エンジェル・ハート』の9話での最終回が決定してしまいましたね。
最近のドラマは全何話なのかを最初から公表せず、直前に発表するようで、エンジェル・ハートも7話終了の時点で初めて残り2話ということが発表されました。
ただ、人気のあるドラマは全10話で放送されるのがふつうであるため、
9話が最終回というのは、事実上の『打ち切り』ということになります。
これまでの視聴率をおさらいしておくと、
1話・・・12.5% 最高視聴率
2話・・・10.0%
3話・・・8.1%
4話・・・10.3%
5話・・・8.6%
6話・・・7.1% 最低視聴率
7話・・・9.0%
8話・・・8.5%
平均視聴率・・・9.26%
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ということで、初回は良かったものの、その後は伸び悩み、平均視聴率は最終回を除いて1桁になることが確定しています。
前クールの『デスノート』が前評判に賛否両論あった割には平均視聴率で11%を超えたことを考えると、日テレとしてはこの数字は期待外れだったということでしょうね。
ファンとしては非常に残念な結果ですが、視聴率が伸び悩んだ原因が何なのか考えてみました。
理由の一つとしては、原作やキャストのコアなファン層を取り込むことに注力し過ぎて、それ以外の一般層を取り込む策が弱かったように思います。
もしかするとコアなファン層だけを掴んでおけば二ケタは取れると考えていたのかもしれませんが、結果として読みが甘かったということでしょう。
実際、裏で被らない予定だった『下町ロケット』が野球中継の延長のためにモロ被りしてしまい、一般層がそちらへ流れてしまった結果、7.1%という最低視聴率となってしまいました。
ちなみにこの日の『下町ロケット』の視聴率は20.2%でここまでの最高視聴率になっています。
作品の再現率にこだわるのは良かったと思いますが、作品を知らない一般層も取り込む策をもっと取り入れるべきだった、というのが結果論ではありますが正解だったと思います。
また、最終回直前に抽選で参加できるイベントを実施していましたが、これも一般層を取り込むのであれば、放送開始直前か直後に、内容は薄くても誰でも参加できる形で行った方がPR効果は高かったのではないでしょうか?
打ち切りとなってしまった以上、『2』の制作はあまり期待できませんが、
もし制作されるなら、コアなファンに向けた作品ではなく、広く万人にうけるような作品として制作してほしいと思います。