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ドラマ『わたしを離さないで』第10話・最終回の感想・ネタバレ!「猶予」よりも大切なこと・恭子のその後は?

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ドラマ『わたしを離さないで』第10話・最終回の感想・ネタバレをレポートします。

 

ついに最終回を迎えた『わたしを離さないで』ですが、先週第9話で、恭子と友彦の希望だった「猶予」が存在しないということが判明し、絶望してしまいました。

このまま二人が絶望したまま、バッドエンドを迎えてしまうのでしょうか?

 

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第10話 感想 ネタバレ

 

夢や希望を忘れずに生きていた友彦にとって、人生の最期になって「猶予」という希望が失われてしまったのは辛いでしょうね。

でも、「猶予」があることがそんなに大事なことだったんでしょうか?

恭子が最後のシーンで語っていた「人は誰でも最後には死ぬ。それがいつなのかわかっているのか、わかっていないのかの違いだけ」という言葉が非常に印象的です。

つまり、人生の最期を華やかに迎えるために「猶予」をもらったりするよりも、

日常生活の中で、できるだけ長く好きな人と一緒に暮らしたりするように「人生そのもの」の方を大切にすべきだというメッセージが込められています。

なので、友彦は恭子に会いたいという一心で絵を描き、そして再会を果たして二人で暮らすことができた。彼の人生は充実していたと言えるのではないでしょうか。

 

   

一方、恭子が友彦も美和も失った悲しみから自ら命を絶とうと海に足を踏み入れたとき、友彦の宝物だったと思しきサッカーボールが流れ着き、彼女を思いとどまらせます。

それはまるで友彦が恭子に、まだ死んではいけないと言っているようでした。

好きな人が自殺しようとしているのを止めたいという気持ちはわかりますが、夢も希望もなくしてしまった恭子にとっては、何を依り代に生きていけばいいんでしょうね。

恵美子先生が「誰にも奪えないものを持ってほしかった」といっていた「宝物」も、過去の思い出であり、この先の未来を生きていくための依り代にするにはちょっと物足りないと思います。

恭子がこの先、提供者として提供を行っていくのかどうかわかりませんが、残りの人生を価値ある時間として過ごすことができるのかも見てみたかったので、そこまでドラマ化して欲しかったですね。


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