ドラマ『わたしを離さないで』第10話・最終回が放送されました。
気になる第10話・最終回の視聴率は、6.7%でした!
これで平均視聴率は6.81%となりました。
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『お義父さんと呼ばせて』が平均視聴率6.86%だったので、あと一歩及ばというところで、民放のドラマの中では今季最低レベルに沈んでしまったという結果です。
初回から6.2%というかなり低い数字でスタートした『わたしを離さないで』ですが、最後までほとんど挽回することができずに終わってしまいましたね。
初回は「天空の城ラピュタ」というキラーコンテンツに完敗したのは仕方ない部分もあるかもしれませんが、第2話も6.2%と低迷してしまったので、もしかすると打ち切りになってしまうのでは?と心配しましたが、なんとか10話まで放送されましたね。
もしかすると、局側は打ち切りにしたかったのかもしれませんが、制作側との関係でできなかったのかもしれません。
それくらい、期待を裏切るような低視聴率だったと思います。
個人的な感想をいうと、
『わたしを離さないで』はかなりチャレンジングなドラマだったと思います。
これまでにも社会の闇にスポットを当てた社会派ドラマは数多く放送されており、そのたびに前評判を覆す視聴率をあげてきました。
それらの作品よりも『わたしを離さないで』がよりチャレンジングだと思うのは、
「臓器提供に対する倫理」という非日常の話題だった、ということです。
しかも「クローンによる臓器提供が当たり前となった未来」の話、というファンタジーなので、設定を理解しにくいところもあったのではないでしょうか。
綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみといったメジャーどころが主演という触れ込みでしたが、ドラマの構成上しかたないとはいえ、1話、2話はほとんど出演がなかったことも少なからず影響していると思います。
このタイプのドラマを金曜日の夜にリアルタイムでがっつり見よう!という人は結果としてあまりいないということが判明したのではないでしょうか?
ただ、だからといってどの局も「金曜ロードショー」のようなものばかりやってしまうと、テレビの価値がなくなってしまうので、視聴率とテレビの質をどうバランス取っていくのか、という課題なのではないでしょうか?