ドラマ『臨床犯罪学者火村英生の推理』第10話・最終回が放送されました!
気になる第10話・最終回の視聴率は、6.9% と、2番目に低い数字に。
平均視聴率も 8.78% と、二桁どころか9%も下回る結果となってしまいました。
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初回は11.1%と、今クールのドラマの中で上位の視聴率でスタートしましたが、9話・10話とクライマックスでまさかの6%台に低迷してしまいました。
視聴率は低迷してしまったものの、作品としての人気は高いようで、Huluでのアナザーストーリー3話の放送が決定、すでにその第1話が3月20日の本編放送終了直後から放送が開始されています。
視聴率が低迷してしまった理由として考えられるのは、あまりにも原作そのままでいきすぎたのでは?というところです。
主人公の火村英生と有栖川有栖は、それぞれ斎藤工さんと窪田正孝さんが演じることで、小説には無い新しい魅力を備えた人物として描こうとする意図が見えました。
しかし、二人の関係や周囲の人間関係などは小説そのまま。
長谷川京子さん、優香さんら、ドラマオリジナルキャラクターが登場しましたが、それはあくまで原作をテレビ用に改編するために必要だったからというような位置づけの人物たちです。
それではちょっと物足りないというか、小説では描かれていないもっと踏み込んだ部分までは描かれていませんでした。
事件の犯人やトリックがそのままなのは仕方がないとはいえ、オリジナル感が無ければ原作のファンとしても敢えてのめり込んで見ようとは思わないと思います。
原作から離れすぎてしまうのも批判があって難しいと思いますが、そこを踏み込んでいかないと原作にはない付加価値というものは絶対に得られないと思います。
原作の再現率を無視することが必ずしも良いとは限りませんが、今作でいえば、結果としてはもっとオリジナルストーリーだった方が良かったのではないかと感じました。