NHK大河ドラマ『真田丸』第11話【祝言】が放送されました。
気になる第11話の視聴率は、15.6%、これまでの最低視聴率を更新してしまいました。
これで平均視聴率も17.72%にダウンです。
ピアノミニアルバム 大河ドラマ 真田丸【ピアノ | 楽譜】【532P19Mar16】 |
第11話【祝言】は、堺雅人さん演じる真田信繁と、黒木華さん演じるお梅が結婚して祝言をあげることになる、というメインストーリーに、祝言を口実として真田家の障害となりうる室賀正武を排除しようと昌幸らが画策するという流れでした。
春日信達を調略で排除したときと同じく、地方の小豪族にすぎない真田家が生き延びる為の術として周囲を陥れていくやり方に納得できない信繁が、見ていて辛かったです。
冒頭では信繁がなんとか母・薫を説得して祝言を挙げようと奔走するところをコミカルに描き、中盤では恋に破れた侍女・きりの切ない恋模様を描き、最後に室賀正武を返り討ちにして殺害してしまうというシリアスな展開で締めるという、けっこう盛りだくさんな内容だったので、視聴者としては面白かったのではないでしょうか?
信繁を祝言の席から抜けさせないよう、おこうが雁金踊りを披露するシーンなどは、三谷幸喜監督のコメディーではよくある「時間稼ぎコント」の設定なので、さすがに期待通りの笑いが起こったと思います。
大河ドラマファンからは、長澤まさみさんのセリフ回しがあまりにも現代劇すぎてちょっと敬遠されているそうです。
今回も、信繁とお梅に一緒に飲もうと誘われたシーンで「いや、遠慮しとくわぁ!」というセリフがあり、また批判されそうだなと思いながら見ていました。
西村雅彦さん演じる室賀正武の武骨な性格っぷりがけっこう気に入っていた方も多いのではと思いますが、残念ながらここで終了となってしまいました。
「黙れ小童ぁ!」というセリフが今日は聞けるかどうかを楽しみに、私もリアルタイム視聴をしていましたが、今後は彼を殺害した実行犯で寺島進さん演じる出浦昌相(いでうらまさすけ)の言動に注目していきたいと思います。
出浦正相が徳川方の刺客を暗殺しておくシーンなどは、無言のままあっさりと片づけてしまうところはまさに必殺仕事人のようでした。
次回は天下に真田の名前を知らしめることとなる上田合戦の前段の話なので、またちょっと視聴率は落ちてしまうかもしれませんね。