NHK朝の連続テレビ小説、ドラマ『とと姉ちゃん』第3話、4月6日(水)放送分の感想と見どころをレポートします。
とと姉ちゃん(part1) [ NHK出版 ] |
3姉妹の大失敗の責任を全て取ろうとする西島秀俊さん演じる竹蔵。
専務のところへ娘たちも連れて行き、その目の前で土下座までして「全財産を投げ売ってでも弁償します」と言ってのける姿に、父親としての威厳を感じました。
竹蔵は「とと」という呼び方や、洗濯物を自分でたたむ姿からは、一般的な当時の家庭での父親と比べて威厳が足りないように見えるかもしれません。
しかし、家族の失態の責任を家長であり、父親である竹蔵が負う姿を見た常子は、恐らく心から父・竹蔵を尊敬したと思います。
これこそが本来の父親として威厳ある行動だと言えるのではないでしょうか。
また、竹蔵は物事の本質を見ようとする素養も持ち合わせています。
有名な画家が描いた絵だから価値があるのではない。
自分にとって大切な娘たちが力を合わせて描いた絵だから価値がある。よって10円という大金を払ってでも手に入れたい宝物だと判断する。
自分にとって「価値がある」とはどういうことなのかをちゃんと見極める目があるということですね。
そんな竹蔵ですが、残念ながら明日、早くも結核に倒れてしまうようです。
事前に西島さんがインタビューで応えられている通り、竹蔵は第一週までの登場のようです。
まだ3話ですが早くも竹蔵ロスになりつつある人もいるようなので、残り数話、竹蔵の雄姿を心して見ることにしましょう!