ドラマ『重版出来!』第5話の視聴率、感想、ネタバレ、見どころをレポートします。
視聴率
第5話の視聴率は、7.3%と、前回から1.8ポイントもダウンしてしまうという苦しい展開です。
これで平均視聴率は8.12%となっており、同日、同時間帯でバッティングしているドラマ『僕のヤバイ妻』に若干追いつかれてきています。
感想・ネタバレ・見どころ
第5話では、高田純次さん演じる久慈社長の過去が取り上げられ、青年の頃を平埜生成さんが熱演されていたのが印象的でした。
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もともと貧乏な家庭に生まれ育ったことで、社会に出てすぐは廃れた生活を送り、粗暴なワルだった久慈が、火野正平さん演じる謎の老人と出会い、真人間に生まれ変わっていくというストーリーでしたが、平埜さんはふり幅の大きいこの役どころを見事に演じられていました。
一方、高田純次さんが真面目すぎてどこかでネタを挟んでくれるんじゃないかと期待だけが膨らんでしまっています。
でもこの感じだとおそらく残念ながらこのドラマでは最後までギャグはなさそうです。
また、久慈が謎の老人から教えられた「運をため、使いどころを見極める」というのを実践し、社長にまで上り詰めた、という教訓は、あながち嘘ではないように思います。
「勝って兜の緒を締めよ」ということわざがありますが、要は成功したときにそれを「運」と一言で終わらせずに、それについて深く考え、それをどう生かすか先のことを常に考えて行動することでより自分を高めていく、という意味で共通点があると思います。
一方、新人漫画家に絡むストーリーは、先週の第4話から引き続き、さらに次週、第6話にもつながっていくようです。
中川大志さん演じる大塚シュートがけっこういい感じで流れに乗ってますね。
逆に高月沙良さん演じる東江絹は、安田顕さん演じる安井と、うまくコミュニケーションが取れずに苦戦していました。
そして永山絢斗さん演じる「ドヘタ画伯」こと中田は、まさかのデビューが決まり、静かに胸の内で喜びを爆発させていました。
三者三様の展開で、物語が複層的に進んでいくので、ストーリーに深みがある感じがします。
デザイナーの野呂を演じたヒャダインさんは、分野はちがいますけど音楽というフィールドで今回の役どころと同じような仕事をされているので、おそらく素の演技で臨まれていたのではないかと思います。
それと個人的には、雑誌が大量に廃棄されていく廃棄物処理センターが登場していましたが、あれってどこにあるのか気になりました。
あれっておそらくリサイクルされてまた再生紙になったりするんでしょうけど、そういう工場の見学とかしてみたいなと思いました。