NHK金曜夜10時のドラマ10『運命に、似た恋』第1話の感想、ネタバレ、見どころをレポートします。
原田知世さん、斎藤工さんのW主演による、北川悦吏子さん書き下ろしの恋愛ドラマ、ということで、30代~40代向けがターゲットのドラマです。
原田知世さん演じるバツイチ子持ちの45歳のカスミが、新進気鋭の若手デザイナ―・斎藤工さん演じるユーリに何故か言い寄られるというシンデレラストーリー。
カスミが心の支えにしている少女時代のひと夏の思い出。
そこに登場する少年・アムロ。
アムロは、大人になったらカスミを迎えに行く、と約束してくれた。
そして別れの餞別に木彫りの貝殻のオルゴールをくれた。
カスミはその代わりに、大切にしていた髪留めをアムロに預けた。
カスミに、あなたは運命の女性だ、というユーリ。
自分にそんな幸運な出来事が訪れるはずはないと本気にならないカスミ。
ただ、少しだけ、本当に運命的な出会いなのかも、と期待してしまうカスミなのであった。
という感じの展開でした。
第1話の見どころとしては、「思い出の少年・アムロ=ユーリ」なのか?というところでしょう。
ユーリの自宅には、かつてカスミがアムロに渡した髪留めが大切な宝物のようにケースに入って飾られていました。
カスミを口説こうとするその姿勢からも、ユーリは成長したアムロなのではないか、と誰もが想像するところだと思います。
ただ、私の読みとしては、ユーリはアムロではないと思います。
「ユーリ≠アムロ」 根拠
タイトルが「運命に、似た恋」だからです。
「運命」とは「アムロ」のことです。
そして、それに「似た恋」といっているのだから、ユーリはアムロに似ているだけ、つまり運命の人に似ているだけということです。
恐らく、ユーリはアムロに近しい人物で、アムロからカスミとの思い出を聞かされたか、傍にいて何らかの事情で二人の関係を知り得た人物だと思われます。
そしてアムロ自身は何らかの理由でカスミを迎えに行く、という約束が果たせなくなってしまい、その意思をユーリがカスミの髪留めとともに引き継いだのではないでしょうか。
そんな、昔の思い出にまつわる恋愛ミステリー。
何とも既視感のあるストーリーですが、私はこういうストーリーが大好きです。
何度見ても飽きません。
まあ、単なる予想なので、全く別の展開に2話以降進んでいくのかもしれませんが。
いずれにしても、ユーリがなぜカスミに近づいたのかが最も気になるところではあります。
来週の第2話を楽しみに待ちたいと思います。