NHKドラマ10『運命に、似た恋』第2話のあらすじ、ネタバレ、見どころをレポートします。
第2話「一夜だけ咲く花」あらすじ
ユーリ(斎藤工)は広大な空間を演出する“インスタレーション”を手がける事になり、師匠のヨシタカ(奥田瑛二)からプレッシャーをかけられる。クライアントの社長夫人・マホ(山口紗也加)からの食事の誘いにも取り合わず、制作に没頭するユーリ。彼は、デザインの鍵を握る布の染色を、カスミ(原田知世)が勤めるクリーニング店に依頼する。しかし本番前日、カスミによって届けられた布に、ある異変が起きていた…。
見どころ
第1話では、タイトル「禁じられた遊び」が、アムロからもらった貝殻のオルゴールのメロディに使われていました。
第2話のタイトル「一夜だけ咲く花」もどこかで登場するんだろうな、と思いましたが、ユーリが演出する空間のデザインの一部として使われるようです。
「一夜だけ咲く花」はいくつかあるようですが、今回登場するのは、「サガリバナ」という熱帯地域に分布する常緑高木の花で、沖縄ではこれを見るためのツアーが組まれたりするほどの花です。
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樹木の枝先から30cmほど下に垂れ下がるように糸のような花が咲くことからこの名前がつけられたそうです。
花は夕方から夜にかけて咲き、そして朝には散ってしまうため、一夜だけ咲く花、として知られています。
サガリバナは、咲いているときもきれいですが、散った後は幻想的なほどの美しい空間ができあがります。
サガリバナの花が散り落ちると、花弁の重さで雄しべが上になり、まるで水面から花が咲いているように見えます。
ただこの光景は散った直後のわずかな間だけしか見ることができません。
時間がたつと雄しべが横たわってしまうためです。
なんとも儚い夢のような光景ですね。
このようなサガリバナをイメージした幻想的な演出を施した空間で、ユーリとカスミはキスをすることになります。
これは女性でなくても気持ちが高ぶってしまうような展開でしょうね。
第2話は、このシーンに注目してみたいと思います。