ドラマ『運命に、似た恋』第7回の感想、ネタバレをレポートします。
ユーリがヨシタカのゴーストだったことを隠すため、盗作疑惑を認め、
そしてカイチに、自分は死んでいなくなるからという言葉が切なすぎました。
ヨシタカとユーリの間は、おそらく親子同然の関係があるのだと思われます。
ヨシユキ=アムロが亡くなった後、ヨシタカはユーリを引き取って自分の子どものように育ててきたうえ、自分のデザイナーとしてのすべてを伝えていったのでしょうね。
ヨシタカからすれば、ユーリがデザインするものは自分自身がデザインしたものと同じ、という間隔なんでしょう。
ただ、周囲から見ればそれは優位的な立場を利用した上司のパワハラと映りますよね。
この二人の関係に物申すことができるのは、恐らく河井青葉さん演じるヨシタカのパートナー・麗子だけです。
彼女がもう少しユーリの立場に立って行動してくれていれば、何か変わったかもしれません。
さて、ユーリが盗作を週刊誌に認め、カスミの前からも姿を消してしまいました。
そして、自分がアムロではなかったことも告白。
ユーリがアムロだと語った二つの理由、
一つは、疑似恋愛とはいえ思い出の中の初恋の女性、カスミとの思いを遂げるため。
もう一つは、親友であり、カスミの心の拠り所だったアムロの死を伝えるのは忍びなかったから。
ユーリは、自分がアムロだと偽ってカスミと恋に落ちるということは、
カスミを騙しているということ、アムロの初恋を奪ってしまうということ、この二つの罪悪感に苛まれていたということになります。
辛い初恋ですね。
マホは、出会いは一度しかない、カスミと同じ出会い方をしていれば自分もユーリの特別な存在になれたのでは?と話していましたが、確かにそれは一理あります。
ユーリの中でマホが肉体関係から恋愛対象に発展しなかったのは、それほどユーリの中で思い出の初恋というものの価値が高かったからで、出会いさえ違っていれば自分をいつかは恋愛対象として捉えてくれたかもしれない、という希望をマホが持ちたくなるのも無理はないでしょう。
しかし、そのもしもは言っても仕方のないことです。
その「出会い」こそ、誰にもどうすることもできない、ただ与えられるだけのものを受け入れるしかない「運命」だからです。
がんという逃れられない病気を受け入れて生きてきたユーリにとって、カスミとの初恋もそれと同じくらい逃れられない運命的なものを感じたからこそ、カスミのことを深く愛してしまったのではないでしょうか。
最終回、ユーリは死んでしまうのか、そしてカスミはユーリとの出来事をどのように受け入れるのか。
次週が楽しみです。
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