ドラマ『メディカルチームレディダヴィンチの診断』第5話の感想、ネタバレをレポートします。
第5話は、自殺未遂と疑われる行動を取りながらも、それを否定する患者。
彼が抱える病気の真相に志帆が迫ります。
そして、これまで謎だった志帆の幻覚の謎が一部明かされるという重要な回となりました。
まず、今回の事件の真相は、
患者の心臓には、普段は隠れて見えない位置に穴が開いており、激しい運動や極度の緊張状態に体が陥ると脳に血栓を生み出してしまうということが判明。
これが原因で、視界の左半分を認識できなかったり、自分の意志とは関係なく手が動いてしまったりという症状を発生させていたのでした。
そして今回もこの原因を突き止めたのは志帆でしたが、そのアドバイスをしたのは娘の真央でした。
さてその真央ちゃん、これまで幻覚なのでは?という疑いがありましたが、今回ではっきりと幻覚である証拠が登場しました。
志帆の身辺を探っていた雪野によって、
病院職員の個人情報の書類の「橘志帆」の家族情報蘭には配偶者、および子どもはいない、と書かれていました。
さらに、雪野は志帆が真央に話しかけているというシーンに遭遇しますが、雪野の目には、志帆が一人で、真央は存在していないように映っていました。
この結果から、やはり志帆が真央の幻覚を見ているというのは残念ながら事実のようです。
さらに、志帆は過去に自分が遭遇した事故らしき現場の記憶を思い出し、その際に必死に「真央を助けて」と叫んでいるシーンがありました。
このことから、真央は10歳の頃に事故に巻き込まれて亡くなったと考えられます。
ただいくつか気になることもあります。
真央が写っている小さい頃の写真が入ったアルバムが登場しましたが、どれも真央が一人で写っているものばかりでした。
この写真も幻覚なのでしょうか?シングルマザーだから志帆がいつも撮影していただけ?
そして部屋に置いてあるクマのぬいぐるみ。
真央のランドセルにも小さいやつがついていますが、これも何か意味ありげです。
これらが過去に志帆と真央の身に起きた出来事を語るうえで重要なカギとなるのでしょうか。
また、驚いたのが、志帆が自宅のリビングで外科の高杉先生の幻覚を見たことです。
二人は第4話で初めて会ったうえ、そもそも高杉先生は現実に存在している人物です。
こうなってくると、志帆の目に映っているものがどこまでが現実で、どこからが幻覚なのか、視聴者には全く分からなくなってしまいます。
幻覚の謎は、あかされるどころか返って深まってしまった感じもしますね。
謎が謎を呼ぶ面白い展開で、次週も楽しみです。