ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』第10話最終回のあらすじ、ネタバレ、原作との比較をレポートします。
ついに訪れた『Lassy』への異動のチャンス!
悦子は念願のファッション誌編集者になることができるのか?
それとも校閲の仕事を続けるのか?
悦子が下す決断とは?!
第10話 最終回 あらすじ
『Lassy』編集長の亀井(芳本美代子)から、巻頭特集の企画書を書いてプレゼンするように言われた悦子(石原さとみ)。悦子に『Lassy』編集部に異動できる大チャンスが訪れる。
悦子は貝塚(青木崇高)から、本郷(鹿賀丈史)の盗作を訴える告発文が送り付けられたと知らされる。告発文の送り主は、“直木龍之介”と名乗るWEB小説家。直木は、自分が1ヵ月前に発表した作品と、発売されたばかりの本郷の最新作が酷似していると主張していた。
本郷は連絡がつかない状態で、真偽を確かめることができない。貝塚は、本郷の最新作と直木の作品を細かく検証すれば手がかりが得られるかもしれないと考え、校閲部に2つの作品の事実確認を依頼。悦子たち校閲部の面々と幸人(菅田将暉)は協力して、本郷の盗作疑惑を晴らすために奔走する。
一方、悦子が『Lassy』編集部に企画をプレゼンする日も近付いていた。そんな中、校閲部に何者かが侵入し…。
ここからは原作とドラマでの最終回の違いについて、ネタバレを含めて予想したいと思います。
まず、そもそも原作では幸人と本郷大作は親子ではありません。
そして幸人は小説家よりもモデルとしての人生を積極的に選ぶのですが、おそらくドラマ版では小説家としての道を歩むのだと思われます。
そのための伏線が、本郷大作との親子設定ではないでしょうか。
というわけで、幸人は「自分のやりたいこと」を見つけて、そこで頑張っていくことを選びます。
一方、悦子についてですが、おそらくプレゼンは大成功し『Lassy』への異動が認められることになると思います。
しかし!
「自分のやりたいこと」をやって得られる満足感よりも、「周りから求めらること」をやって得られる幸福感の方が大きいことに気づき、移動を辞退するのではないでしょうか?
ちなみに原作では、悦子は『Lassy』の姉妹雑誌の編集部へ異動するのですが、
そこでの働きを通して校閲の仕事の良さを再認識し、自ら校閲部に戻るという選択をします。
というわけでドラマ版『校閲ガール』は、「仕事」というものについて幸人が「自分のやりたいこと」を選択し、悦子が「周りから求められること」を選択する、というどちらも正解で別の考え方があるのだ、ということを視聴者に伝えるというストーリーで締めるのではないかと考えます。
それぞれの「陽のあたる場所」で働こう!ということですね。主題歌のタイトルにもある通りです。
tetsutyler-durden.hatenablog.com
そして気になる悦子と幸人の恋ですが、
お互いがまずはそれぞれの仕事を頑張るということで付き合うのは一旦保留となるのだと思います。
これは後ろ向きな結末ではなく、お互いがもっと成長しようとするための前向きな関係を築こうという感じではないでしょうか。
平均視聴率でも好調をキープし続けたドラマなので、もしかすると続編があるかもしれませんね。
ファンの方からの熱いメッセージが局へ多数寄せられれば可能性はあるのではないでしょうか?