ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』第9話のあらすじ、ネタバレ、犯人、展開予想をレポートします。
ついにクライマックスに向けてドラマが動き出す!
今明かされる14年前の真実!
弓子が犯した罪とは一体?
第9話 あらすじ
健一が逮捕!?突然現れた警察に、任意同行されていく健一。夫は不在、そして息子は姿を見せず…亜紀は不安にさいなまれる。そんな中、ようやく和樹から電話が・・・。ホッとしたのもつかの間、和樹はなんと「佐々木さんと札幌にいる」と告げる。「明日、自分が生まれた家で、本当の母親に会わせてもらう」という和樹の言葉に、亜紀は呆然――。
和樹を取り戻したい…その一心で手がかりを探す亜紀は、刑事・荒又を訪ねる。そしてそこで、14年前の弓子の事件の全てを知ることに。それは、亜紀の想像をはるかに超えた、弓子の壮絶な過去と罪の真相だった――!
一方、札幌の和樹の生家にいる弓子と和樹。「本当の母親と再会して、ここで新しい人生をやり直すんだ」和樹の夢はふくらむ。しかしそれには、これ以上なく厳しい弓子からの条件があった。それは「本当の母親に会う代わりに、亜紀とはもう二度と会わない」というもの…苦悩の末に和樹は、ずっと再会を思い描いていた実母との再会を選ぶ――!
その頃、ハーメルン事件は急展開を迎えていた。発見された被害者・千晶が口ずさんでいた曲の詳細が判明したのだ。その作曲家のもとに向かった荒又は、事件とのある共通点を発見する!!
亜紀・弓子・和樹・健一、そしてハーメルン事件の閉ざされた真相…
第9話、衝撃のクライマックスの幕が開く――!
刑事・荒又の口から14年前の事件について語られる時が来ました。
ベビーカーを押して歩く弓子を、後ろから険しい表情で見守る一人の男の姿。
もしかすると、この男が14年前に弓子と健一の子どもを殺害したのではないでしょうか?
弓子がちょっと目を離したすきに子どもを連れ去られた、もしくは自宅に押し入られて殺害された。
その反動で、弓子は堕落した母親に対して強い憎しみを持つようになり、
また子どもを救えなかった自責の念から、和樹に対して異常なまでの執着心を持っているのではないでしょうか?
ハーメルン事件の犯人については、生方だ、弓子だ、と色々と話題となっていますが、
私は全く本編に登場していない人が犯人で、最後にいきなり登場する、という
「なんじゃそら」という展開を予想しています。
おそらくハーメルン事件は、弓子の思想と同調する人々が同時多発的に起こした事件で、犯人は複数、そして全くつながりはない個別の犯人たちが引き起こした事件だと思います。
それを警察やマスコミが大きく取り上げて「ハーメルン事件」と一くくりにしてしまったことで、それがさらなる別の犯行を呼び込んでしまったのではないでしょうか。
亜紀と健一夫婦にとっての「ハーメルン事件」は隣人の弓子が犯人ですが、その他の夫婦にとっては、また別の隣人が犯人として「ハーメルン事件」を起こしているのです。
そして視聴者のみなさんの身にも、いつこのようなハーメルン事件が起きてもおかしくないですよ、ということが言いたいのではないでしょうか。
ただそうなると、むやみに隣人を疑うようなことを助長する内容だ、という批判を受けそうなので、テレビ局的にはちょっとないかもしれませんね。