2017年1月15日(日)夜9時スタートのドラマ『A LIFE~愛しき人~』のあらすじ、ネタバレ、原作、出演キャスト、相関図、主題歌、最終回考察をレポートします。
このドラマは“愛しき人”のかけがえのない「命」と「人生」を巡って繰り広げられるヒューマンラブストーリーです。
主人公の医師・沖田一光に、SMAP解散で話題となっている木村拓哉さん。
脇を固める俳優陣は、竹内結子さん、松山ケンイチさん、浅野忠信さんらいずれも主演級のメンバーが揃い、さらに及川光博さん、菜々緒さん、木村文乃さんら人気俳優の共演もあるので、今期のドラマの中では抜群の豪華布陣で臨むドラマとなります。
医療現場における「命」という重いテーマに、ヒューマンドラマに定評がある脚本家・橋部敦子さんによるオリジナルストーリーで原作はありません。
基本情報
脚本:橋部敦子
音楽:佐藤直紀
企画:植田博樹
プロデュース:瀬戸口克陽、東仲恵吾
演出:平川雄一朗ほか
製作著作:TBS
ストーリーイントロ
かつて、病院を追われた一人の男がいた。
親友の思惑によって居場所を奪われ、単身アメリカに渡った。
10年の時を経て、その男は卓越した腕を持つ職人外科医として戻ってくる。
恩師を病から救うために。
その恩師の娘はかつての恋人だった。
しかも、彼女は病院の後継者として、幼馴染の親友と結婚していた。
男は、恩師を救うことで新たなる様々な人生の試練を迎えることになる。
そこに、幼馴染との因縁が絡んでいるとは知らずに─
愛、欲望、友情、嫉妬、プライドが渦巻く中、
ただ職人外科医として、決して諦めることなく、
不器用ながら一途に患者と向き合う
彼の生き様は、病院で働く人々に問いかけていく。
「本当の医療とは何なのか」と…
出演キャスト
沖田一光(おきたかずあき)… 木村拓哉
医師として駆け出しの頃、病院を追われ、恋人の深冬を置いて単身アメリカに渡り、ひたすらオペ経験を重ね、知識を身につけて職人外科医となった。10年ぶりにかつての恋人の父に請われて日本に戻ってきた。
超一流の腕を持ちながら、患者の命を救うべく実直に技術を追い求めて努力を重ねる誠実さと、妥協を許さない厳しさを併せ持つ。
これまで弁護士やパイロットなど数多くの職業を演じてきた木村拓哉さん。意外にも医者というのは20個目の職業として初挑戦です。
SMAP解散という大きな変化に見舞われながら、今後どのように活動をされていくのかが注目されています。
また、相手役となる竹内結子さんとは13年前に『プライド』で共演されて以来となります。ドラマの設定とはいえ、10年前の恋人役、という設定が『プライド』と被っているので、13年前の二人との比較や、昨今流行りのキャストによるパロディネタなども話題になりそうですね。
壇上深冬(だんじょうみふゆ) … 竹内結子
壇上記念病院院長の娘。小児外科医で、沖田のかつての恋人。現在は結婚し、入り婿となった脳外科医の夫・壮大(まさお)と娘の3人で幸せな生活を送っていたが、沖田の登場で動揺している。
大ヒットした『真田丸』茶々(淀君)役の小悪魔演技が話題の竹内結子さん。
2006年に『今、会いに行きます』で共演した中村獅童さんと結婚、一児をもうけましたが、2008年に離婚。原因は歌舞伎界独特のしきたりである「梨園の妻」として生活することに納得できなかった、中村獅童さんが元カノの岡本綾さんを同乗させた車で飲酒事故を起こした、など様々な情報がささやかれています。
お子さんは竹内結子さんが引き取られてシングルマザーとして育てられているようです。
その後、2013年には主演したドラマ『ストロベリーナイト』が映画化されるなど、初の刑事役がヒットするなど、女優としての輝きは失われていません。
壇上壮大(だんじょうまさお) …浅野忠信
深冬の夫で沖田の幼馴染であり、壇上記念病院副院長。脳外科医。10年前沖田を病院から追い出す画策をした張本人。顧問弁護士・榊原とは深い関係にある様子。
ドラマ『3年B組金八先生』でデビュー後、『地雷を踏んだらサヨウナラ』や『御法度』などで数々の賞を受賞するなど映画界で活躍されてきた浅野忠信さん。
2011年8月に放送された『ファミリーヒストリー』にて、本人も知らなかったというアメリカ人祖父の詳細な来歴が語られ、そもそもクォーターだったとは知らなかった多くの視聴者から反響を呼びました。
『PiCNiC』で共演した歌手のCHARAさんとできちゃった婚。2009年に離婚されています。
その後は仲里依紗さんとの熱愛があり、現在はモデルの中田クルミさんと交際中と噂されています。
今回は得意のヒューマンドラマなので、真骨頂が発揮されるか見どころですね。
井川颯太(いがわそうた) … 松山ケンイチ
心臓血管外科医。世界一の外科医になるという野心を持ち、自分の才能を過信している。関東外科医学会会長の父を持ち、ゆくゆくは満天橋病院を継ぐという将来が約束されている。
妻で女優の小雪さんが裏番組のドラマ『大貧乏』に主演しており、まさかの夫婦でバッティングということになった松山ケンイチさん。
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まだ31歳ですが、男の子二人、女の子一人の3人の子をもうけていて夫婦関係は良好なようです。
映画『聖の青春』の役作りで激太りしていましたが、すでに体型は元に戻っていますね。
柴田由紀(しばたゆき) … 木村文乃
外科医をしのぐほどの知識を持つ一流オペナース。腕はいいがプライドが高く、オペナースながらアシスタントをする外科医を選ぶほど。
堤幸彦監督が満を持して制作したドラマ『神の舌を持つ男』でヒロインに抜擢されたものの、視聴率は期待通りとはいかなかった木村文乃さん。
NHK『精霊の守り人』にも出演中で、綾瀬はるかさんと入浴シーンを披露して話題となりました。
2016年11月に、事務所が開催した演技指導のワークショップで知り合ったとされる30代の演技講師との結婚を発表されました。
旦那は一般の方ということで公表されていませんが、演技指導を請け負う「トライストーン・アクティングラボ」に所属する30代の講師は一人しかおらず、「千葉大樹」さんという方のようです。こちらがその画像です。
脚本家を目指してアメリカに渡り、向こうで俳優デビュー。帰国後は脚本、監督、プロデュース、映画評論家、ラジオパーソナリティなど、多方面で活躍。
もしかすると木村文乃さんとの結婚を機に、芸能界の表舞台に登場することになるかもしれませんね。
榊原実梨(さかきばらみのり) … 菜々緒
壇上記念病院の顧問弁護士。その美貌を生かし若いながら政界財界との強いパイプを持ち、副院長の壮大とも浅からぬ関係にある。
9頭身で超絶美脚を武器に、ドラマ『サイレーン』に続き木村文乃さんとの共演となった菜々緒さん。
2017年大河『おんな城主直虎』に、瀬名(築山殿)役での出演も決定しており、女優としての評価も上がっています。
コカインとカミングアウトのダブルパンチで引退を表明した成宮寛貴さんと、2016年9月にディズニーランドで一緒にいるところを目撃されており、二人が付き合っているのでは?という噂もありました。
また、三浦翔平さんが菜々緒さんのインスタに登場することが多いことから、交際疑惑が出ていたりと、仕事以外でも何かと話題が多い方です。
羽村圭吾(はむらけいご) … 及川光博
壇上記念病院の第一外科部長であり心臓血管外科専門の医師。明かるく社交的な性格で周囲の評判はとても良いが、実は心の奥に屈折した思いを秘めている。
王子様キャラの歌手としてブレイクした及川光博さんですが、元々は俳優志望だったそうです。
会社を経営する父から25歳までに芽が出なければあきらめろといわれていたそうですが、『相棒』や『とと姉ちゃん』などにも出演し、今やしっかりとした芝居ができる俳優として認知されています。
元宝塚の女優、檀れいさんと結婚して子供はいませんが、よく唐沢寿明さん、山口智子さん夫妻との仲良し交友関係を語られているので、夫婦仲は円満なようです。
壇上虎之介(だんじょうとらのすけ) … 柄本 明
壇上記念病院院長。深冬の父。沖田にとっては恩師でもある。沖田の腕を見込んで自分の手術を任せるために呼び寄せた。
演技派俳優の中でも重鎮と言われる柄本明さん。
最近では息子の柄本時生(えもとときお)さん、柄本佑(えもとたすく)さんがそれぞれ俳優として評価されてきていますね。
しかし、二人とも似ているうえに父親にもそっくりの顔だちなので、いつかどこかで親子の役を演じてほしいなと思います。
沖田一心(おきたいっしん) … 田中 泯
沖田一光の父。
『龍馬伝』吉田東洋役や、朝ドラ『まれ』桶作元治役などで知られる田中泯さん。
俳優ではなく「舞踏家」で、国内外で数々の賞を受賞されています。俳優として活動を本格化されたのは2007年のドラマ『ハゲタカ』以降で、この時61歳。それまでは振付などでかかわっていた映画界で何度か出演しているくらいでした。
無表情で何を考えているか本心が読めない人物、という印象があります。「舞踏」を極めることが演技にもつながっていると思われ、ベテラン俳優のオーラが半端ない感じですね。
真田孝行(さなだたかゆき) … 小林 隆
おそらく壇上記念病院の医者役を演じると思われる小林隆さん。
『真田丸』では「ヌケ作」呼ばわりされていた豊臣家の重臣・片桐且元役で出演されて話題となりました。
今回の役名が「真田孝行」というのは偶然にしては出来過ぎなので、何か「真田丸ネタ」があるのではないかと期待しています。
元々、三谷幸喜監督の「東京サンシャインボーイズ」出身で、三谷作品の常連です。木村拓哉さんとは『華麗なる一族』で共演されていました。
相関図
情報が入り次第、更新します。
第1話 あらすじ
外科医・沖田一光(木村拓哉)がアメリカ・シアトルから東京にある壇上記念病院へ10年ぶりに戻ってきた。
院長・壇上虎之介(柄本明)が心臓疾患で倒れ、虎之介からその手術を任されたのだ。しかし虎之介の娘で小児外科医の檀上深冬(竹内結子)とその夫で副院長の壇上壮大(浅野忠信)は、沖田を壇上記念病院に再び迎え入れることに戸惑っていた。
深冬はかつて沖田と交際しており、壮大は沖田と幼馴染だったのだ。沖田がアメリカへ渡ったあと、壮大は脳外科医でありながら秀でた経営手腕を虎之介に見込まれ、深冬と結婚。経営の合理化を進め、壇上記念病院での確固たる地位を築いていたが、最近では経営方針を巡って虎之介と対立していた。
虎之介を診察した沖田は、第一外科部長の羽村圭吾(及川光博)が反対するにも関わらず、難しい虎之介の手術をやれると言い切る。
外科の若手医師・井川颯太(松山ケンイチ)はいきなり現れた沖田に懐疑的、オペナースの柴田由紀(木村文乃)は沖田に興味を持つ。手術当日、祈るように手術室のモニターを見守る深冬。一方で病院の顧問弁護士・榊原実梨(菜々緒)と手術室の様子を見ていた壮大は、この10年で沖田がオペの腕を上げたことを感じていた。沖田が手掛けた虎之介の手術は成功したかに思えたが…。
最終回考察
「命」という、重く、根源的なテーマに対して、沖田一光が禅問答のように最終回まで苦悩を繰り返す展開となると思われます。
そのメインテーマとは別に、「大病院での権力争い」「過去の恋」「脇役たちが抱える心の闇」などのサブテーマを、沖田一光が過去を振り返り、現在と向き合うという形でかかわりながらストーリーが展開され
最終回では、今後の医者としてのスタンスを改めて考え直す、という感じで落ち着くのではないでしょうか。
こういってしまうとあっさりしていて中身がないようですが、テーマがシンプルなだけにそれをどう描くか、ということでどうにでも変化していくドラマだと思います。
2016年冬ドラマ『ドクターX外科医・大門未知子』が、医療業界の裏にある醜い権力争いを描いている作品として異例の大ヒットを記録しましたので、
そのすぐ後に始まる医療ドラマとして『A LIFE~愛しき人~』が全く違った視点から描かれる医療ドラマとしてヒットすることができるか注目です。