ドラマ『おんな城主直虎』に、花總まりさんがテレビドラマに初出演されます。
花總まりさんが演じるのは、井伊直平の娘、佐名。
この佐名という人物は歴史的にあまり知られていません。
資料によると、井伊家が今川家に服属した証しとして駿府に人質として送り込まれたのち、今川重臣・関口親永の正室となります。
そして築山殿(幼名は瀬名)を出産します。築山殿は松平元康(のちの徳川家康)の正室となる女性で、井伊家と徳川家の関係において重要な役割を果たしたといえる人物です。
そんな佐名ですが、今川家重臣の妻であるため、最期は今川氏真から徳川とともに謀反を疑われ、夫婦ともども切腹させられたといわれています。
このような歴史的な観点を踏まえ、ドラマでは佐名という人物を井伊家と今川家の間で翻弄された悲劇の人物であり、どちらの家に対しても屈折した思いを内に抱える女性として描くようです。
そんな佐名を演じる花總まりさん。
花總まりさんは、今回の佐名役がテレビドラマでは初の出演となり、知らない方にとっては「この綺麗な女性は誰?」「演技もすごい!」という感じになるのではないでしょうか?
そんな花總まりさんについてプロフィールをまとめてみました。
佐名・・・花總まり(はなふさ まり)
プロフィール
生年月日:1973年2月28日 43歳
出身地:東京都
血液型:O型
所属事務所:ブルーミングエージェンシー
公式サイト:BLOOMING GROUP OFFICIAL WEBSITE | 花總 まり
「花總まり」と書いて「はなふさまり」と読みます。
名前から想像できるかもしれませんが、元宝塚雪組と宙組でトップ娘役を務めた方です。
1991年77期生で入団し、同期には安蘭けいさん、春野寿美礼さんらがいます。
それから2006年の引退までに、花總まりさんは「女帝」とも呼ばれるくらいの伝説を残しています。
その一つが、トップ娘役として姿月あさとさんや和央ようかさんなど、実に5人ものトップスターの相手役を務めているということ。
そして、娘役トップとして12年間という長い間、活躍されていました。
なんとこれは宝塚史上最長の長さになるそうです。
ここまでの記録はタイミングもあると思いますが、本人の実力もなければ絶対にあり得ないことですよね。
宝塚引退後、しばらくは舞台から遠ざかっていましたが、2010年『ディートリッヒ 生きた 愛した 永遠に』でエディット・ピアフ役として舞台復帰を果たします。
そして2017年は、『おんな城主直虎』に続き、NHK大河ファンタジー『精霊の守り人シーズン3』にユーカ役としての出演も決定しているなど、活躍の場をテレビドラマに移していくことが期待されています。
さてそんな花總まりさんですが、結婚や熱愛についてはどうでしょうか。
調べたところでは特にそういった噂や目撃情報はありませんでした。
宝塚で長くコンビを組んでいた和央ようかさんと関係がネタ的に噂されていましたが、和央ようかさんが2015年7月に作曲家のフランク・ワイルドホーンさんと結婚されたことで落ち着きました。
現在は独身の花總まりさんですが、今後はテレビの仕事で関係者と知り合ってお付き合い、ということもあるかもしれませんね。