ドラマ『臨床犯罪学者火村英生の推理』の第5話について予告動画・あらすじが公開されました。
あらすじ
ある日、火村(斎藤工)は、朱美(山本美月)から相談を受ける。火村が准教授室に朱美を迎え入れて話を聞こうとすると、部屋に差し込む夕陽を怖がる朱美。そんな朱美の様子から、彼女の火に対するトラウマを言い当てる。朱美は、15歳の時に暮らしていた親戚の家が放火で焼け落ち、叔父が火だるまになって死んでいくのを目の当たりにしたことを打ち明ける。
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正比古によると、愉良の部屋を訪ねたが応答がないので合鍵を開けて入ったところ、ソファで愉良が死んでいたのだという。部屋の中は、荒らされていた。
部屋の鍵は、愉良本人が持つ2つと正比古が1つ持っており、全部で3つ。愉良は、殺される2日前に鍵を落としていた。その鍵を拾った何者かが侵入して愉良を殺し、金品を奪った強盗殺人と見られた。
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しかし実は、愉良を殺したのは、正比古だった。正比古が愉良を殺した動機とは?
完璧に見える正比古の犯罪を、火村とアリスはどのように解き明かしていくのか!?
第5話 予告動画
原作【ショーウィンドウを砕く】『怪しい店』より
怪しい店 [ 有栖川有栖 ] |
この作品は『怪しい店』という本に収録されている短編です。
第2話で登場した『暗い宿』の「宿シリーズ」に対して、「店」がテーマとなった「店シリーズ」の一つに数えられる作品です。
あらすじにもある通り、この『ショーウィンドウを砕く』は最初から犯人が社長の正比古であるとわかっています。
完全犯罪を企てたつもりが名探偵が登場してそれを崩していく、いわゆる『古畑任三郎』形式の推理物ですね。
視聴者は犯人とともに火村英生と有栖川有栖に追い詰められていく感覚を味わえると思います。
また、犯人の視点から見た火村英生たちの第一印象が語られるところがあるのが印象的な作品。
ちなみに火村は「刑事らしからぬ」「勝負師を連想させる」といった印象で、アリスは「自由業らしい」「人畜無害」という感じでした。
今回のドラマでは正比古を演じる宅麻伸さんが二人をどのように評するのか、また、京都府警のメンバーをどのように評するのかも見ものですね。
さらに今回はメインの事件の冒頭で、原作『朱色の研究』の一部が挿入されるようです。
この作品は長編なので、レギュラーとして貴島朱美がすでに登場してちょっとずつ謎シーンが放送されていますし数回に分けてちょっとずつ進めていくようです。
もしかすると第6話で放送されるかもしれませんね。