NHK大河ドラマ『真田丸』第13話【決戦】が放送されました。
第13話の視聴率は17.5%で前回から0.4ポイントダウン。
平均視聴率は17.71%と好調をキープしています。
好調を維持したまま第一部【信繁青春編】を終え、次週は第二部【大坂編】に突入です!
高視聴率の理由は?
今回の第13話は、これまで敢えて放送を抑えてきた合戦のシーンを一気にまとめて出してきたことにあると考えます。
大河ドラマの構成で、1話を丸ごと合戦だけで使ってしまうというのは非常にレアなケースだそうです。
長期戦や歴史的に有名な戦であればそういうこともあるでしょうが、そこまで知名度が高くない上田合戦の決戦前夜から決戦当日までの流れを細かく追っていくというスタイルは新しい試みで、これがはまった、という感じですね。
真田家にあまり関係のない本能寺の変を数秒で終え、逆に真田家にとっては一大事である上田合戦を大きく取り上げるというのは当然と言えば当然なのですが、それを脚本として面白く仕上げられるかどうかと言えば相当難しいことだと思うので、そこはさすが三谷幸喜監督、と言ったところですね!
史実を無視することなくうまく辻褄を合わせ、史実で明らかになっていないところは大胆に脚色しドラマチックにすることで視聴者を飽きさせないような工夫がなされています。
クライマックスのお梅が亡くなってしまうシーンはその最たるものだと思います。
2016年NHK大河ドラマ「真田丸」完全ガイドブック |
戦国時代という大河の中でみた真田信繁と、大河の陰に隠れて見えない信繁の小さな物語を、その妻、子どもたちが歩んだ数奇な運命を通して描くことで、歴史大河ファンにも、一般的なドラマファンにもウケるドラマに仕上げていっているという感じです。
次週からは第二部【大坂編】ということで、また新しいキャストが続々と登場して、物語は全く違う様相を呈してきます。
次週の放送を楽しみにしたいと思います。