月9ドラマ『カインとアベル』第1話の視聴率は、8.8%でした。
月9第1話の視聴率としては過去最低となったということで話題となっていますが、内容的に残念なものだったのでしょうか?
個人的な見解ですが、意見を述べたいと思います。
そもそも『カインとアベル』とは、旧約聖書『創世記』第4章に登場する、アダムとイヴの息子たちの物語です。
兄のカイン、弟のアベル、それぞれが神に捧げた収穫物のうち、アベルのものだけが受け取られたことに嫉妬したカインがアベルを殺害してしまうという、兄弟間の愛情のもつれから引き起こされた悲劇が描かれています。
それを原案にしているというドラマ『カインとアベル』は、かなりハードな内容になっていくことが予想されます。
単純明快で、痛快、明日以降週末までの4日間を頑張る元気をもらった!というようなドラマではないのは明らかです。
そうとなると、制作側の意図としては、最初からマスウケを狙ったものではなく、ターゲットを絞ってその中で最大限の視聴率を稼ごうという現実路線できたのではないかと思います。
これは完全な私の憶測ですが、山田涼介さんの出演料は、ジャニーズの先輩である嵐のメンバーのそれと比較すると、かなりこなれた金額なのではないかと思います。
かつてほどの神通力はないものの「月9」というのが一つのブランドとして認知されている以上、嵐などの超ビッグネームを使ってコケてしまうと他の仕事にも影響しかねません。
しかし、山田涼介さんをあえて「月9の主人公に抜擢!」という体裁をとれば、そこは逆に月9の看板を活かした山田涼介さんの売り込みができる、という考え方もできます。
そう考えると8.8%という視聴率は、コストを抑えた上でチャレンジ的な試みをしたにも関わらずまずまずの数字を確保できたと言えるのではないでしょうか。
ただし、「月9史上最低」という言葉が一人歩きして、内容の良し悪しに関係なく2話目以降、視聴率が急降下してしまう心配があります。
ここ2、3話を山田涼介さんら出演キャストの地力で踏ん張ることができれば、あとは脚本次第になると思うので、頑張って乗り切って欲しいですね。
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